プレミアリーグ第36節:アリソン・ベッカー
- 試合:2020/21プレミアリーグ第36節(2021年5月16日)
- 対戦相手:ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン
- 試合結果:リバプール(A)2-1WBA(H)
- 選出ゴールシーン:95分
プレミアリーグ第36節。残り3試合にして5位のリバプールは、既に2部降格が決まっていたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)と対戦。開始15分、先制点を決めたのはWBAだった。リバプールは33分、すぐさま同点に追いついた。マネが触った相手のパスがサラーのもとへこぼれると、迷わずダイレクトにシュート。
その後リバプールは何度も決定機を創り出すもスコアは変わらず。後半ロスタイムの95分、コーナーキックのチャンスを得てGKアリソン・ベッカー含めた全員が攻撃に参加。するとここでドラマが起こる。アーノルドが蹴ったボールを、なんとアリソンが頭で流し込み逆転に成功。プロ初ゴールを決めた。
アリソンは、プレミアリーグでゴールを決めた史上6人目のGKに。リバプールでは創設から129年という長い歴史の中でGKがヘディングで得点した例はなく、決勝ゴールを決めたGKもただ1人。試合後のインタビューでは、水難事故によって2021年2月にこの世を去った父への想いを口にして涙を浮かべた。
この歴史に名を刻んだゴールにより、リーグ4位のチェルシーに勝ち点差1まで迫ると、リバプールは最終的には3位で2020/21シーズンを終えた。