プレミアリーグ第31節:トレント・アレクサンダー=アーノルド

  • 試合:2020/21プレミアリーグ第31節(2021年4月10日)
  • 対戦相手:アストン・ビラ
  • 試合結果:リバプール(H)2-1アストン・ビラ(A)
  • 選出ゴールシーン:91分

低迷中のリバプールは、前述のプレミアリーグ第13節トッテナム戦以来ホームゲーム未勝利だった。第31節のこの試合でも、ボールを保持しながらチャンスを掴むことができず。前半終了間際には、アストン・ビラのFWオリー・ワトキンスにゴールを許した。ハーフタイム時は、リバプールがアンフィールドでゴールできなくなって753分が経過したことを意味していた。

後半、ようやくこの不名誉な記録が破られる。57分、DFアンドリュー・ロバートソンが放ったシュートのこぼれ球をサラーが頭で押し込み同点に。終盤、勝利に向けあと1ゴール欲しいリバプールは波状攻撃を仕掛ける。何度も弾き返されるも、ペナルティエリアの少し外でアーノルドがボールを持つと、そのまま右足一閃。強烈なシュートがゴールネットを揺らし、115日振りにアンフィールドでの勝利をもたらした。


リバプール FWモハメド・サラー(2021年5月13日)写真:Getty Images

プレミアリーグ第34節:モハメド・サラー

  • 試合:2020/21プレミアリーグ第34節延期分(2021年5月13日)
  • 対戦相手:マンチェスター・ユナイテッド
  • 試合結果:リバプール(A)4-2マンU(H)
  • 選出ゴールシーン:90分

プレミアリーグ第34節は同シーズン相性の悪いマンチェスター・ユナイテッドと対戦。第19節、FAカップ4回戦でいずれも敗北を喫していた。次シーズンのCL出場権獲得(4位以内)に向け、この時点6位のリバプールは少しでも勝利が欲しかった。

好調ユナイテッドは開始10分、MFブルーノ・フェルナンデスがアウトサイドのシュートを放つと、それをブロックしようとしたDFナサニエル・フィリップスにあたって先制。リバプールは34分、フィリップスがコーナーキックのこぼれ球を拾いペナルティエリア(PA)内でゴール方向に蹴ると、ジョッタがワンタッチでコースをずらし同点へ。

後半47分、得意のハイプレスからボールを奪ったアーノルドがPA右からシュートし、ユナイテッドGKディーン・ヘンダーソン(現ノッティンガム・フォレスト)に弾かれるも、こぼれ球をフィルミーノが押し込む。さらに48分、アーノルドのフリーキックをフィルミーノが頭で合わせ3-1に。すると68分、ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードが瞬く間に1点差にした。

試合終盤90分、カウンターのチャンスを見逃さなかったのはリバプール。ジョーンズがハーフウェーラインにいるサラーにスルーパス。そのままゴールに突き進んだサラーがGKとの1対1を冷静に決め、4-2で勝利。これでユナイテッドのホーム、オールド・トラッフォードにおいて、なんと100年振りに2試合連続得点するリバプールの選手となったサラー。同シーズン公式戦30点目でもあった。


リバプール GKアリソン・ベッカー(2021年5月16日)写真:Getty Images