“本物のUFO”現象の割合はずっと一定

 ペンタゴンの「全領域異常解決局(AARO)」の所長である物理学者のショーン・カークパトリック氏は、「本当に異常である可能性がある」と分類する軍のUAP目撃件数は、AAROのデータベース全体の2~5%程度になると語った。

 この割合は1950年代には約4%、冷戦時代の5.9%と似通っており、スタンフォード大学の天体物理学教授ピーター・スターロック氏が1977年にアメリカ天文学協会の会員を対象に行った世論調査でも、回答者1356人中62人の天文学者、つまり4.6パーセントが説明できない航空現象を目撃または記録したと報告している。

 つまり目撃報告における“本物のUFO(UAP)”の割合は1950年代からずっと同じような割合であり、この一貫性においてUAP現象は“本物”である可能性が高いことが示唆されているのである。