一眼レフ&ミラーレスの両輪で攻める

 国内市場では一眼レフの需要が軟調に推移している一方、ミラーレスの需要は伸びている。なかでもニコンはいち早くミラーレスへの転換を加速させたメーカーとして知られる。この点について質問してみたところ、キヤノンでもミラーレスの需要が伸びていることは従来から認識しており、「EOS R システム」の拡充を進めているそうだ。EOS R システムはミラーレス一眼で使われるイメージングシステムであり、18年に発売された初号機の「キヤノン EOS R」以降、同システム搭載型のミラーレスが発売されている。新型のRFマウントも従来品と異なるサイズだ。とはいえ一眼レフの需要が依然高い国があるほか、既存の一眼レフユーザーを大事にしたいという考えもあるため、当面は一眼レフとミラーレスの両輪で対応していくそうだ。