■ ドラクエ11では久々の勇者主人公が復活

5月27日は「ドラクエの日」 ”勇者”の定義の変遷について考えてみる
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

このままドラクエにおける勇者は、プレイヤーから遠い存在となってしまうのか……と思いきや、「原点回帰」をテーマにしたドラクエ11では、久々に主人公が明確に勇者という扱いに。

勇者の生まれ変わりである主人公と、彼の元に集った仲間たちが手を取り合い、やがては魔王を打倒して世界を救うという一連の流れは、まさに王道のドラゴンクエスト。過去作のオマージュもふんだんに盛り込まれ、思わず胸を熱くしたファンも多いのではないでしょうか。

もちろん「ギガデイン」や「ギガスラッシュ」といった、勇者だけが習得できるスキルも用意。原点回帰しつつ、グラフィックやシステムを含めたあらゆる面で進化した、「これぞドラクエ」と呼ぶにふさわしい作品であると感じます。

シリーズの一作目の発売から30年を迎えた節目の作品として、原点回帰に踏み切ったとされる11。昔からプレイしていた人にとっては懐かしく、新しくプレイをした方には新鮮に感じられるよう、制作陣の想いがうかがえます。

■ 今後発売を控えるドラクエ12ではどうなる!?

シリーズを追うごとに変化してきた「勇者」の扱い。全体を俯瞰して見ると、初期作品は主人公が唯一無二の勇者であり、中期作品以降は勇者が特別な存在ではあるものの、仲間だったり、職業だったりと、時代の流れと共に扱いが変化してきました。

他のRPGとの差別化を図るためや、ゲームとしての楽しさを追求するためなど、さまざまな試行錯誤を繰り返したうえでの結果かと思いますが、やはり「勇者」という言葉は、一作目の発売以降、ドラクエと共にあったと言っても過言ではないと思います。

今後発売が予定されている最新作、12のサブタイトルは「選ばれし運命の炎」。発表時に堀井雄二氏が語った「ちょっとダークな、大人向けの『ドラゴンクエスト』といった感じ」という発言は、どのような意味を持つのか。そして、勇者と呼ばれる存在は登場するのか。同シリーズのいちファンとして注目したいと思います。

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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