非常時の電源としてのBLUETTI AC60&B80

今回はアウトドアユースにおけるAC60の使い勝手をメインに紹介してきたが、サブバッテリーのB80と接続すれば1209.2Wh (54Ah) まで容量がアップ。近年のエネルギー問題や地震などの災害の発生を考えると、2、3日間くらいは自前の電気で仕事ができるともしもの時に安心なのでは? と考えた。
というのも昨年の夏、我が家の近くに雷が落ちてあたり一帯が停電になった。小一時間で無事電力が復旧したおかげでことなきを得たものの、運悪くその落雷は締め切りラッシュの最中の出来事。「原稿は明日の朝までになんとか……」なんて状況での停電だったのでかなりキモを冷やしたのだ。
そんな場合もAC60&B80があれば仕事を続けられて締め切りを落とす心配がなくなるというわけだ。実際、いつも通りの環境である読書灯、モニター2台、パソコン1台、スマートスピーカー、プリンター、スマートフォンを稼働させると17時間くらいは仕事が続行できることが判明。パソコンとモニター1台だけなら20時間くらいは稼働させられそうである。まぁ、2日間くらいは電力が途絶えても仕事し続けることができそうだ。

またうれしいのは、常時パソコンと接続しておけば、急な停電が起きてもパソコンへの電力が途絶えない機能が搭載されていることだ。まさかの停電時にパソコン電源が突然落ちて、保存してない原稿が失われる……なんてことも起きないというわけである。
実際、この原稿を描きながらAC60への給電を行っているコンセントを引っこ抜いてみたりしたのだが、無事原稿は完成させられたことを付け加えておこう。
BLUETTI製ポータブル電源AC60&B80長期インプレッションのまとめ
いやぁ、正直興味はあったものの、まだ本気の購入までは考えてなかったんだが、結果から言うと買っちゃいました! このブルーティ AC60&B80のセット。なんせ出先でお湯が沸かせて高圧洗浄機が動き、車中泊中の電源としても十分実用的と僕が求める要件を全てクリア。価格は、AC60&B80のセットが税込価格199,760円で、バラ売りだとAC60もB80もそれぞれ税込価格99,880円。ちょっと高い買い物な気もするが、製品インプレッションと称してかなり荒く使ってホコリや水にも強いことを実感してしまうと、もう溢れる物欲を抑えられなくなってしまった!
さて、こうなると気になるのはソーラーパネルの存在だ。最近のソーラーパネルは、かなり性能がよくなって充電効率もいいと聞いている。晴れてさえいれば、キャンプ場でソーラーパネルを広げて使用電力をまかなう……とか、N-VANの屋根にソーラーパネルを設置して走る……なんてことができるのだろうか? ブルーティ製のソーラーパネルは数値の上ではなんだか充電速度が早く製品テストする機会があれば試してみたいところ。……なのだが次も物欲を抑えられる気がしないので、モトメガネ編集部からブルーティ製ポータブル電源インプレッションの続編依頼がないことを祈っている(笑)。









