BLUETTIのAC60で高圧洗浄機を動かしてみる

モトクロスコースにしろ河川敷にしろ、競技用のオフロードバイクを土の上で走らせれば、バイクはそれなりに汚れる。有料のコースであれば高圧洗浄機も設置されていたりすることも多いけど台数が少なくて混んでいたり、エンデューロレース会場などでは洗車場自体がなかったりすることも……。
そんな場合は、汚れたままのバイクを1度車に積んで、帰りがけに見つけた洗車場で再び下ろして……、なんて作業が必要になる。一度積んだバイクをもう一度下ろすなんて面倒くさいし、汚れたままのバイクを積めば何より車内が汚れるし、臭いも気になるもんだ。
洗車場がないような場所で高圧洗浄機が使えたら……なんて思ってたのだが、もしかしてブルーティのAC60があればケルヒャーなどの家庭用高圧洗浄機が出先で使えるんじゃないか!?


自宅にある家庭用高圧洗浄機の消費電力は1000Wで結構電気を食う印象だが、これも「1200W対応電力リフトモード」にしたAC60に繋ぐと問題なく動いた。
家庭用高圧洗浄機からの水の勢いに関しては水道の蛇口と違って大きな水圧がかかっているわけではないので、自宅でバケツから給水して動かした時と同じような勢いだが、それでも20ℓもあればバイク1台くらいならしっかり洗うことができた。
マディコンディション時のひどい汚れはちょっと厳しそうだが、ドライコンディション時のホコリや多少のドロはねくらいなら十分使える。ちなみに20ℓの水を全部使うと電池残量は57%くらいになっていた。
そして驚くのは、このブルーティのAC60&B80は防水・防塵仕様であることだ。ポータブル電源は便利だけど、キャンプなどのアウトドアユースでは雨も降るし、オフロードバイク遊びともなれば水やホコリに晒される。
ブルーティのAC60&B80は、冷却のためのファンがバッテリー本体や基盤の入った基幹部と分離されており、なんとIP65の防水性能を持っている。少々の雨やホコリなどには気をつかわなくていいというわけである。

ちなみにIP65の防水性能とは、「12.5L/min程度の家庭用シャワー噴流水に対して有害な影響を受けない性能」であり、AC60のコンセント部分には、内側と外側の両方に防水ゴムシールを取り付け、プラグを差し込んだ状態で使用しても水の侵入を防ぐような工夫がされているという。
“多少水がかかっても構わない場所に設置できる”。これが実に使い勝手がよくアウトドア環境で使う場合にかなりのアドバンテージになる。オフロードバイクような泥汚れや土ボコリにまみれることが多い趣味なら尚更だ。

なお、ブルーティではAC60の防水性能について、「防水機能は、事故や屋外への外出などの活動時に本機を保護するための機能です。水量が多い場合はコンセント周辺に水が溜まる場合があり、安全のためACコンセント/プラグが大雨や大きな水しぶきにさらされないようにしてください。またプラグを入れたままシャワーを浴びてもAC60は壊れませんが、水気が残っている場合は使用者に電気ショックを与える可能性があります。安全のために水を拭いて十分に乾燥させてからご使用ください」としている。
