注意点③:継続的に投資を行う

「ポイ株」は、1回当たりの投資額は少額にならざるを得ない。したがって、仮に投資先の株価が2倍になっても、絶対的な利益金額は少ない。また株式投資であるため、損失となるリスクがある点も認識すべきだ。

「ポイ株」で投資金額を大きくするには、継続的な投資が必要だ。毎月1,000円程度の投資金額であっても、5年後には6万円を超える。また、配当金の再投資で複利効果も期待できる。

1回の投資金額は少ない「ポイ株」だが、“塵も積もれば山となる”ため、単発で投資するのではなく継続的に行いたい。

株式投資に興味があるなら「ポイ株」から

「ポイ株」は、現金を利用しないノーリスクの投資方法と考えることもできる。そのため、投資先企業が倒産しても現金の損失はない。

現金ではないポイントで投資するため、日々の株価の値動きが気になりにくい。その意味では、長期投資に向いた投資方法ともいえよう。

少額かつ現金を利用せずにスタートできる「ポイ株」は、株式投資の第一歩として優れた投資方法だ。株式投資に興味があるなら、今回紹介した注意点に気を付けながら、まずは「ポイ株」からスタートしてみてはいかがだろうか。

※本記事は専門家の視点で執筆したものであり投資を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の責任と判断で行ってください。

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文・石井僚一(金融・投資ライター)
大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家兼ライターに。株式市場や個別銘柄の財務分析やIPO関連記事に加え、個人投資家としての経験を活かし資産運用記事を執筆中。第一種証券外務員資格保有。

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