■ 「聞く」ではなく「聴く」
堀岡さんは2つの「きく」があり、コミュニケーションで大切なのは「聞く」ではなく「聴く」こと。「聞く(Hear)」は音や言葉が耳に入ってきて捉える聞き方で、「聴く(Listen)」は相手の気持ちを理解しようとする聴き方と説明。
相手の話したいことに対して丁寧に耳と心を傾け、途中で話を遮らずに最後まで共感的理解を示しながら聴く。つまり「傾聴」することが大事だそう。

これを踏まえてミニワークが行われました。参加者は2人1組になり「好きなことやハマっていること」をテーマに最初は「つまらなそうに」、次に「懸命に」話を聞いていきます。
スマホを見たり、眠そうにしたりと「つまらなそうに」話を聞く「聞き手」に対し、説明者側の参加者は「何を話していいか分からない」と非常につらそう。懸命に聞いてくれることの大切さを学んでいました。

自分の話を懸命に聞いてくれる人の話は自分も聞こうとする。これは「返報性の法則」と言い、自分にやってくれたことに対して、人はお返しをしようとするのだとか。
だから話をすることが得意ではない人も、「まずは『聴く』ことから始めてください」と堀岡さんはアドバイスします。
■ アイコンタクトは重要
ここで再び「新生活におけるコミュニケーションの意識や実態」のアンケート調査の結果を紹介。
「アイコンタクトに対する考え方と自己評価」という項目で、コミュニケーションにおいて「アイコンタクトは重要」と答えた人は全体の87.0%。さらにアイコンタクトが重要だと思う理由については、「与える印象が良くなると思うから」(50.6%)、「誠実さが伝わると思うから」(48.5%)が上位に挙げられていました。

さらにコミュニケーションをとる際に職場にいる新入社員から「瞳のチカラ」を感じると、半数以上の現社会人は新入社員を「応援したい」という結果もでていると紹介。最後に「キラキラする瞳で接すると先輩も応援してくれるので、ぜひ瞳のチカラを駆使してください」と語りました。

イベント終了後、参加者に感想をうかがうと、「目のあたえる印象の大切さを知った」「インターンなどで今日、学んだことを活かしたい」などと述べ、今回のイベントは非常に貴重な経験となったようでした。
取材協力:千寿製薬株式会社
(取材・撮影:佐藤圭亮)
提供元・おたくま経済新聞
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