針の有無による違いとは
では、【針の付いたオキアミ】と【普通のオキアミ】の違いは何でしょう? 2つの違いがありますが、まず一つが、上でも紹介した ①沈降速度 ②色 になります。
フカセ釣りでは、仕掛け全体の沈降速度を考える
なので、フカセ釣りの仕掛けでは、道糸、ウキ、ガン玉、ハリス、針 すべての沈降速度を含めた、 【仕掛け全体の沈降速度】=【オキアミの沈降速度】 となるようにしなければなりません。
そのために、ガン玉の付け方、針の選び方、ハリスの長さなどを 神経質に考えて選んびます。 また、潮の流れ、風、流している仕掛けの位置などによっても 仕掛けの沈降速度が変わってきます。
なので、経験で調整していきましょう。 沈降速度をうまく扱えるようになると、釣れる魚も増えますし 釣れる数も増えます。 感覚としては、基本となる仕掛けを作り、そこからガン玉の 8号~3号で調整しゆっくりじわじわ仕掛けを沈めていきましょう。
生物としてのオキアミとは?
オキアミの動物分類上の立ち位置とは?
オキアミの生物分類上の立ち位置は、よく知れている甲殻類を 3つに分けると
カニ、エビを含む分類群
パンチするエビとして有名な 「シャコ」を含む分類群
オキアミはこの目に含まれます。
の3つの大きく分けた3つの一つのオキアミ類に含まれます。 つまり、カニは、オキアミよりもエビに近いということになります。 家族で例えると、カニとエビは兄弟で、オキアミはいとこ といったところでしょうか。
オキアミの生活史
オキアミ類は、昼は水深の深いところで生活し、夜になると表層に 上がってきます。 これは、昼間は魚などの捕食者から逃れるために深いところで過ごし 捕食者が少ない、あるいは目が聞かなくなる夜を狙って 表層へエサを食べにあがってくるのです。