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数あるエサの中でオキアミを使う理由とは
オキアミの沈降速度

数あるエサの中でオキアミを使う理由とは

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%83%9F、『暮らし〜の』より引用)

オキアミの立ち位置を確認すると 【サイズ】 グレ針や、チヌ針といった小さい針に合うのは、冷凍餌の中では ・オキアミ ・アミエビ ・練り餌 の3つがあります。

アミエビのサイズは、とても小さいので チヌ針に付けるのは難しく、 グレ針でも、3号以上になると 付けるのが難しくなります。 なので、グレ針、チヌ針に使う冷凍餌は オキアミやネリエが多くなります。

すこし大きいチヌ針では、冷凍イカの切り身を使うこともあります。

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:yamatsuri.net/blog/staffblog/?p=8559、『暮らし〜の』より引用)

また、活き餌で、オキアミと同じく使えるのは、 ・活きエビ ・ゴカイ ・イソメ になります。

これらのエサはとても食いがいいです。 しかし、価格が高いので、1日中釣りをし ずっとそのエサを使い続けると エサ代が高くつきます。 そういった理由でオキアミを使うことが多いです。

また、マキエサを使うときには、オキアミを撒き餌に混ぜるので 撒き餌に含まれているオキアミを使うことになります。 詳しくは、下でまた紹介します。

撒き餌としてのオキアミとは

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:tsuttarou.com/archives/46780、『暮らし〜の』より引用)

周りの釣り人が使っているからとか、雑誌の仕掛けの紹介に 載っていたからだとか、名人たちが使っているからといった 理由で、撒き餌を使い始めたと思います。

撒き餌を使ったことがない人は、撒き餌の効果がどのようなものか 使っている人は、撒き餌の効果を実感していると思いますが、 実際魚がどのような状態になっているのか。 そういった撒き餌の基礎知識を紹介したいと思います。

普段、魚はオキアミを食べていない

普段、オキアミで釣れるような魚は、オキアミを食べていません。 というのは、オキアミは、南極などの寒いところに生息しているためです。

食性 本来は雑食性の魚で海草類もよく食べる。岩の表面に生える小型の柔らかい 藻類が好みで、そのような藻類を噛みとるのに先程述べた前歯が適している。餌にたいする適応性は 非常に広く、動物食あるいは藻類食だけを長く続けても、栄養障害を起こさない。伊豆方面で海苔餌 による寒メジナ釣りがおこなわれるのも、季節に応じて手近に採れるものを主食にしているメジナの 性質を利用したものといえるだろう。
引用元: mejina.com

↑はグレの食性についての引用ですが、主に、海藻を食べています。 オキアミと同じ動物プランクトンも、主食ではないのです。

↑活き餌である「ゴカイ」を水槽に入れたときに反応 とても、興奮しています。

撒き餌は魚を興奮状態にさせる

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:youtube.com/watch?v=i7poOZx9lms、『暮らし〜の』より引用)

では、なぜ、わざわざ撒き餌でオキアミを撒くのでしょうか? その理由は、先ほども述べました、オキアミの大きさが 沿岸にすむ魚の餌の大きさにちょうどいいことがあります。

そして、撒き餌でのオキアミの効果は、 【多量のエサが海面から落ちてくると、魚は興奮する】 という魚の性質を生み出すためです。

興奮状態にする為には、オキアミ1匹ではダメ

オキアミ1匹では、海中に漂う1匹の動物プランクトンや 漂流しているエサの一つにすぎません。 なので、より魚を興奮状態にするために、集魚剤や 実際魚が食べやすい形として、オキアミを混ぜます。

実際に撒き餌を使ったことのある人ならば、 撒き餌の効果を実感していると思います。 その効果は、普段と異なる環境、 「エサが多量に海面から落ちてくる」 という状況に、魚が興奮しているのです。

撒き餌にオキアミを混ぜる理由とは?

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:point-i.jp/fish/blogs/view/33711、『暮らし〜の』より引用)

撒き餌の粉よりも、魚は先にオキアミを好んで食べます。 なので、オキアミが撒き餌に含まれていなければ 付けエサのオキアミが真っ先に狙われてしまい 本命がいる水深まで仕掛けを入れ込む前に 餌がエサ取りに取られてしまいます。

また、集魚剤は粉であり、拡散していくと、 遠くからは目立ちにくくなります。

それに対し、オキアミは、大きさを保ったまま拡散していくので オキアミが撒き餌に含まれると、拡散しきった撒き餌の帯を 魚が発見してくれる確率が上がります。

まとめると 【エサ取りに本命のエサを足られないようにするため】 【遠くの魚に撒き餌を気づかせるため】 この2つの理由でマキエサにオキアミを混ぜます。 オキアミを混ぜると、撒き餌にかかる価格が高くなりますが それに見合った効果があると思います。

マキエなしのときは、基本的に魚はゆっくり泳いでいます。 興奮状態ではないのが分かります。

オキアミの沈降速度

撒き餌としてオキアミを巻く際に気をつけたいのは 「オキアミの沈降速度」です。 フカセ釣り、ウキ釣りの基本は、撒き餌中のオキアミと 自分の仕掛けのオキアミを同調させるのが基本です。

なので、オキアミの沈降速度を知っておくと、だいたい、 オキアミの沈むスピードと、自身の仕掛けが沈むスピードから 水深何mで、仕掛けのオキアミと、撒き餌のオキアミが同調するのかが 分かります。

オキアミはなぜ沈むのか

オキアミ釣りの基礎!価格から付け方、仕掛け、釣り方までご紹介!
(画像=出典:teams.aori.u-tokyo.ac.jp/whats-happening/interviews/009/、『暮らし〜の』より引用)

オキアミは沈みます。 そもそも、野生状態のオキアミは、日周鉛直運動をしており 外洋の中層と表をを、往来しています。

この日周鉛直運動は、水よりも比重の高い体に、比重の軽い物質を 生み出すことで浮かび上がり、その物質をなくすことで 沈んでいくと考えられています。 なので、オキアミの状態では、沈んでいく事になります。

オキアミの沈降速度

上の動画を参照すると、1m沈むのに掛かる時間は、最速で20秒 再遅で40秒くらいでしょうか。 生のオキアミはゆっくり沈降し、速度に幅がありますが、 加工のオキアミは、動画のように早く沈むんですね(びっくりしました)