テントが濡れることで発生する不具合2
凍る

結露が発生しやすい時期は冬が多いです。冬は結露が発生した後に気温が下がると凍ってしまいますよ。凍るとさらに撤収が遅れてしまいます。
またキャンプ場に滞在している間に乾かすことが難しくなり、家で乾かす必要がありますが、ツールームテントなどの大型テントだと、広大なスペースが必要になることから、家庭で大きなテントを乾かすのは並大抵のことではありません。
できるだけ結露を防ぐようにしましょう。
ツールームテントだと結露対策必須

ツールームテント(大型トンネル型テントやロッジ型)だと、タープを張らなくても、広いリビングが確保できるため人気があります。しかし結露に対して弱いです。
リビング部分は構造上フライシートしかなく、内側と外気温の差が起きやすくなり、フライシートがないシングルウォールテントと同じ状態になっています。
インナー部分よりも結露が発生しやすくなりますよ。冬にツールームテントを使用する時は注意してくださいね。
テントの結露対策方法1
キャンプ場を選ぶ

前述したように、湿度が高いときも結露が起きると言われています。また湿度が高い状態で昼と夜の気温差が大きいと、夜露が発生する原因になります。
キャンプ場を選ぶだけで、テントが濡れることを完全に防ぐことはできませんが、湿度の高い場所、日中と夜の気温差が大きなキャンプ場を避けることである程度防ぐことができます。
夜露はキャンプ日和の雲がなく、よく晴れているときほど発生しやすくなるため、特に注意しましょう。
注意したい場所

霧やもやがよく発生する場所は湿度が高い場所になるため、避けましょう。川の近く、海の近く、湖の近くは湿度が高い場所です。突然ですが、ゴアテックスなどの湿度を逃がす素材の仕組みを知っていますか?無数の小さな穴から湿気が排出されます。
空気は湿気を帯びていると、乾いた空気の方に流れるという特徴があるからです。テントの外側の湿度が、内側より高い湖畔などでは、テント内に湿気が入り込み結露が発生しやすくなります。
ロケーションと地面の状態にも注意

結露は完全に防ぐことはできないものなので、撤収時の乾かしやすさに配慮した場所選びも大切です。朝日が昇る東側に木や建物がないか確認して設営しましょう。また地面が濡れている、湿っている場所は避けましょう。地面から水分が蒸発し湿気が増えます。
電源付きサイトがおすすめ

冬キャンプでは電源付きサイトがおすすめです。実は電源付きサイトだと電気ストーブやセラミックファンヒーターなどが利用でき、暖房だけではなく結露対策としても電気は役立ちますよ。電源サイトの利用に関しては後述します。