大学生のうちに読んでおきたい、6冊のビジネス書

大学生のうちに読んでおきたいビジネス書を6冊紹介します。特定の業種についての本ではなく、どんなビジネスにも共通する基本的な考え方を教えてくれる本を厳選しました。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣

『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』はお金の正しい稼ぎ方、向き合い方をわかりやすく教えてくれる本です。「お金の話なのに泣けた」「読んだ日から人生が変わった」など、多くの人に感動と教養を与えてきた本として知られています。

本書はお金の専門家として有名な本田健さんが、大学生時代にアメリカに渡った際の実体験を基に書かれています。本田さんはアメリカ滞在の終わりが近づくにつれ、まだ何も掴めていない感覚に焦りを感じていました。そんなとき、彼はゲラー氏というユダヤ人大富豪と出会い、実地と対話を通して「幸せな金持ち」になるための在り方を身につけていきます。

そんな本田さんの実体験を、ストーリー仕立てで教えてくれるのが本書です。時間を忘れて読み進めてしまう面白さも本書の魅力です。

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エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』は、「99%の無駄を捨てて1%に集中しよう」がテーマの本です。少ない労力でより良い成果を出すための方法と思考法を教えてくれます。

現代は物も情報も溢れた飽和社会です。そんな中で自分が本当に興味のあること、成し遂げたいことを見つけるのはなかなか難しいです。

そのための思考法であるエッセンシャル思考の概要を伝えたうえで、自分にとって大切なものを選び見極め、それ以外のものを捨てる技術を教えてくれます。

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アフターデジタル - オフラインのない時代に生き残る

『アフターデジタル - オフラインのない時代に生き残る』は、「すべてオンラインになった世界のビジネスの在り方」を考える本です。IoTやカメラ設置などにより人々のあらゆる行動がオンラインデータ化し、オフラインが存在しなくなった世界について語ります。

中国を中心に先端の事例を紹介し、OMO(オフラインとオンラインの融合)に何が必要なのか、これが普及するとどうなるのかをわかりやすく教えてくれます。

日本で騒がれているDX(デジタルトランスフォーメーション)について理解するためにもおすすめの1冊です。

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ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』は、「人はなぜそれを買うのか?」「なぜあの商品は売れなかったのか?」を考える、マーケティングに関する本です。

人が商品を買うことを「雇用」に例え、その理由を「片付いていないジョブ(用事・仕事)を片付けるため」という理論から、マーケティングについて解説します。

著者は『イノベーションのジレンマ』を著したハーバード・ビジネス・スクール教授です。マーケティングに携わるつもりがなくとも、教養として読んでおきたい1冊です。

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ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』はメモ書きというシンプルな方法で、思考と感情を言語化するトレーニングをする本です。これによりどんな人でも頭もよくなり、心が鍛えられるでしょう。

この本に書かれた方法を実践した人の多くが「日々の始皇陵や行動量が増えた」「打てば響くような会話ができるようになった」「気持ちを素直に伝えられるようになった」と感じています。

トレーニングを積むことで思考の質とスピードを高め、現状把握や課題の整理、解決策を瞬時に考えられるようになるでしょう。

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新規事業の実践論

『新規事業の実践論』はリクルートグループで1,500件以上の新規事業プロジェクトの相談を受け、自身も新規事業の立ち上げたり、それを支援する会社を起こしたりした著者による事業論です。

日本人が社内起業に向いている理由や、社内起業家になるための意志のつくり方などを、実例を交えてわかりやすく教えてくれます。

新規事業はもちろん、起業や既存事業の改善など、すべての事業に通じる「顧客や市場との向き合い方」も伝えてくれます。いつか自分の事業を起こしたい大学生から、どんな仕事に就くか迷いを抱える就活生まで、幅広くおすすめできる1冊です。

>>新規事業の実践論