目次
お酢を使ってメスティンの焦げを落としてみた
メスティンの焦げを落とす際の注意点
お酢を使ってメスティンの焦げを落としてみた
ハムエッグで焦げ付いてしまった我が家のメスティン
自宅でハムエッグを調理後、焦げ付いてしまった我が家のメスティンです。側面もさることながら、底の焦げ付きは頑固です。
食器洗い用洗剤とスポンジで擦り焦げを落としましたが、やはりメスティンの底に焦げ付きが残ってしまいました。
メスティンに水とお酢を入れ、火にかける
メスティンの中に焦げが浸かるくらいの水と、お酢50mlを入れます。
今回メスティンの中に水、お酢を入れて煮ましたが、外側にも焦げがある場合はメスティンが入るくらいの鍋に、水、お酢を入れメスティンごと煮ることをオススメします。外側、側面、底、蓋の焦げ落としをいっぺんに行うことができます。
20分ほど火にかけます。メスティンは熱伝導率が高いのですぐに沸騰します。吹きこぼれる心配はないので火の管理に気をつけながらひたすら待ちましょう。
火を止め、お湯を捨て、側面・底を中心に擦る
火を止めメスティンの中を見てみると、側面や底の焦げが浮いてきているのがよく分かります。少し冷めるまで待ちお湯を捨て、スポンジで擦っていきます。注意点として、熱湯をシンクに流すと排水管が傷んでしまうのでお湯が冷めてから流しましょう。
メスティンの底に残ってしまった頑固な焦げ付きは割り箸を使って擦っていきます。ここでの注意点は、後ほど紹介しますが金だわしを使用しないこと。金だわしを使うと傷が付いてしまうので絶対に使わないようにしましょう。
焦げが落ち綺麗に
作業を行う前は、焦げが落ちないのではないかと不安になりましたが、かなり焦げが落ち元どおりの美しいメスティンになりました。特にお酢を煮込んだ後、あんなに頑固だった底面の焦げが浮いて、力を入れずに焦げを落とすことができたのには驚きました。
今まで焦げないように丁寧に火加減を調整し目が離せませんでしたが、これなら焚き火で炊飯した時の頑固な焦げも落ちるだろうし、焦げることを怖がらずに様々なシーンで使っていけると感じました。
メスティンの焦げを落とす際の注意点
換気を行いましょう!
メスティンでお酢を煮込む際の注意点なのですが、匂いが強烈なので必ず換気を行なってください。室内で行う場合は換気扇だけでなく窓を開けると良いと思います。
可能ならば屋外で行うのも手です。屋外ならば臭いが充満することを気にせずに作業を行うことができます。アウトドアでメスティンを使った調理後、お酢を使ってグツグツと煮込むだけなのでその場で焦げを落として綺麗な状態にして持ち帰れば、自宅での片付けもぐっと楽になりますね。
金だわしは使ってはいけない!
メスティンについた頑固な焦げに金だわしを使いたくなりますが、金だわしは絶対に使用してはいけません。金だわしを使った落とし方ではメスティンに細かい傷が付いてしまい二度と落ちません。黒ずみの原因にもなるのでウレタンスポンジや割り箸を使用するようにしましょう。
実際私も、金だわしを使いメスティンの底に傷をつけてしまった経験があります。とても落ち込むので(そして黒ずみの原因にもなってしまうので)金だわしの使用はやめましょう。
重曹は使ってはいけない!
最近重曹でのナチュラルクリーニングが主流となり、重曹がご家庭にある方も多いのではないでしょうか。重曹は万能に汚れを落としてくれるイメージがありますが、実は重曹はメスティンに使ってはいけないんです。重曹はアルカリ性です。アルミ製品は重曹のアルカリ性に弱く変色などの原因になってしまいます。
重曹は簡単に手に入りますし、重曹を焦げ落としに使用している方が多いかと思いますがメスティンには使用しない方がいいでしょう。
ステンレスは重曹と相性◎
もちろん重曹と相性がいい素材もたくさんあります。ステンレスはその代表ですし、土鍋、ホーローにも使用できます。以下の表は鍋の素材別に手入れの方法を比較したものです。お手入れの方法が違うので、それぞれに合った正しい方法を知っていると良いです。
重曹 | お酢 | 中性洗剤 | |
アルミ(メスティン) | × | ◎ | ◎ |
ステンレス | ◎ | ◎ | ○ |
ホーロー | ◎ | ◎ | ○ |
鉄 | ○ | ○ | △ |
万が一アルミ鍋に重曹を使用してし黒ずんでしまった場合、対義する酸性のお酢やレモンで黒ずみを落とすことができます。