「au PAY」+「Orico Card THE POINT」で1.5%還元に

以上のことから、国民年金保険料のスマホ決済払いでは利用時とチャージ時にポイントを獲得できる「au PAY」を利用するのが最もお得になる。では、「au PAY」にチャージするクレジットカードには何を選べばいいのか?

ここで重要なのが、「auPAY」などスマホ決済へのチャージ分にポイントが付与されないカードが多いことだ。例えば 、「楽天カード」は年会費無料で1%ポイント還元の “高還元率カード”として知られているが、「au PAY」へのチャージ分はポイント付与対象外と なっている。

そこで、おすすめなのが、「楽天カード」と同じく年会費無料で1%ポイント還元の「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」だ 。

このカードの利用でたまる オリコポイントは、「楽天Edy」 「nanaco」へのチャージ分はポイント付与対象外となるが、「au PAY」へのチャージはポイント付与対象外とはなっていない 。

そこで、MasterCardブランドを選んだうえで、このカードから「au PAY」にチャージした残高で国民年金保険料のスマホ決済払いをすれば、チャージ時の1%分と納付時の0.5%分の合計で1.5%のポイント還元を得られることになる。

しかも、カード入会後6ヵ月間はポイント還元率が2%に なるので、国民年金保険料のスマホ決済払いで合計2.5%という超高還元率が実現する。

1つ注意が必要なのは、獲得したオリコポイントの有効期限がポイント加算月を含めて12ヵ月後の月末まで となることだ。500ポイント以上たまらないと交換できない点にも注意が必要だ 。

国民年金保険料を支払っていれば、年間で500ポイント以上は確実にたまるので、交換可能なポイントがたまり次第、他のポイントに交換すればいいだろう。オリコポイントは「電子マネーWAONポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「nanacoギフト」「Google Playギフトコード」「Apple Gift Card」などへ、1:1のレートで交換できる 。

さまざまな支払いで1.5%還元に

「au PAY」の請求書払いは、一部の電気料金やガス料金、水道料金、NHK受信料、各自治体の税金などにも対応しているので 、「Orico Card THE POINT」からのチャージと組み合わせると、それらの支払い・納付でも1.5%のポイント還元を受けられることになる。

これを踏まえたうえで、さまざまなサービスの料金、税金、保険料などの支払い方法について、改めて検討しなおしてみてはどうだろうか?

文・モリソウイチロウ(ライター)
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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