目次
釧路湿原の魅力3:車窓から見えた岩保木水門
川湯温泉と釧路湿原は大自然が堪能できる二大観光地
釧路湿原の魅力3:車窓から見えた岩保木水門

釧路湿原駅から釧路方面での見どころといえば岩保木水門(いわぼっきすいもん)にあたります。これは釧路川にある水門でこの水門より北側に湿原が広がっているからです。

岩保木水門は、湿原方面から流れてくる釧路川をコントロールする目的で作られました。1920年に釧路市街が洪水で1週間以上も水没する事態になります。そこで釧路川とは別に新釧路川を掘削します。水門は旧釧路川と新釧路川との分岐点に1931年に設けられました。

ただし現在列車から見える水門は1990年年に竣工した新水門で、旧水門のある分岐点よりも旧釧路川寄りに設置されています。旧水門は木造の水門として建造物だけが史跡として残っていますが、残念ながら列車の車窓からは見えません。

岩保木水門を越えると釧網本線は釧路湿原から出て風景が大幅に変わります。やがて町が見えてくるとくしろ湿原ノロッコ号は東釧路駅に到着し、そのまま釧路駅に向かいます。釧路駅に到着したところで、今回の旅は終わりました。
川湯温泉と釧路湿原は大自然が堪能できる二大観光地

道東にある川湯温泉と釧路湿原は、火山の活動による温泉と、広大な湿原地帯という大自然が堪能できる二大観光地です。車でアクセスする方が便利通いですが、釧網本線を使うと、車では入れない湿原の内部を見学できます。
また川湯温泉もしっかりと時刻表を元に計画を立てれば公共交通でも十分楽しめる場所。広大な北海道をローカル線の乗って旅をしてみましょう。
文・写真・万代正平/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介