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釧路湿原の魅力2:細岡展望台からの絶景
釧路湿原駅からくしろ湿原ノロッコ号に乗車
釧路湿原の魅力2:細岡展望台からの絶景

釧路湿原にはふたつの展望台があります。ビジターセンターの近くにあるのは第一展望台です。こちらからも釧路湿原の様子が見られ、主にスケッチに向いているスポットです。
湿原の絶景をもっともよく見渡せる細岡展望台(第二展望台・大観望)はその先にあります。

細岡展望台は道路からさらに突き出たところにあり、180度以上の絶景が広がっています。緑の芝生に覆われたような釧路川が蛇行している様子がはっきりとわかり、遠くには湿原の反対側の陸地が山のように見えます。その先には雌・雄阿寒岳が見渡せます。

訪問したときはやや曇りがちの午前中でしたので、遠くの山々はかすかに見える程度、天気が良ければ夕日がとても綺麗なスポットです。
また説明板によると4000年くらい前までは海が広がっていた場所で、海水が引いた後に湿原に変わったそうです。

釧路湿原の価値が評価されたのは20世紀の後半以降で、1980年にラムサール条約で中心部の7863ヘクタールが日本初の登録湿地になった事を受け、1987年にさらに広範囲の2万8788haが釧路湿原国立公園になりました。
釧路湿原駅からくしろ湿原ノロッコ号に乗車

釧路湿原の見学の後、釧路湿原駅に戻りました。ここからは観光列車のくしろ湿原ノロッコ号に乗るためです。ノロッコ号は4月から10月の期間限定で運行されている列車で、車ではいけない釧路湿原の風景が堪能できるように運行されているものです。

ノロッコ号は4両編成で運行されています。通常の釧網本線はワンマンの1両編成が多いなか、ディーゼル機関車にけん引された4両編成の客車で編成されており、車掌とガイドが乗車しています。
1日2往復しており、1両だけ通常車両の自由席がありますが、観光客で人気が高い展望車両はすべて指定席です。そのためあらかじめ予約しておくのが無難。今回は数日前に予約しておきました。

自由席以外の展望車は通路を挟んで真ん中にテーブルがあるボックス席と、窓方向に席が並んでいるベンチシート席があります。なお湿原の様子を見る場合、釧路方面のに向かう場合は右側になるボックス席です。

釧路湿原駅を動き出した列車はガイドによる案内があるので、見どころが一目瞭然です。ただ観光客が多く団体客旅行でも使われているので、訪問時期の中でも最も人混みが多かったです。