目次
Salesforceの導入事例
まとめ

Salesforceの導入事例

ここで、Salesforceの導入事例を3つご紹介します。

1.電力会社
革新的なサービス開発に強いある電力会社は、顧客サービスの増加や多様化により、情報管理システムに起因する問題が多く発生する事態となっていました。そこでSalesforceを全社展開し、複数のSalesforce製品を組み合わせ、マルチクラウドで各種業務改革を実現しました。
コールセンター・カスタマーサポート向けのクラウドサービスであるService Cloudとコールセンターシステムの連携によって顧客対応の品質向上を実現しました。また営業数値の集計工数を月16時間削減しました。
さらにMarketing Cloudを利用し、マーケティング施策を最適化した結果、メール開封率50%以上となり、新ビジネスも生み出しました。
顧客やパートナー企業と共有できるコミュニケーションツールExperience Cloudを用いてビジネスパートナーとのコミュニケーションの円滑化を実現し、短期間で大きな成果を上げました。

2.老舗メーカーの事例
ある老舗製造メーカーの営業部門では、古い体制で受け身の営業が多く、コンタクトをとっていない顧客が数百件にも及んでいました。他にもさまざまな課題が顕在化し、Sales Cloudを導入しました。その結果、部門を問わずすべてのデータをSales Cloudに入力するようにした結果、営業の行動が完全に可視化されるようになりました。
行動可視化が可能になったことで、営業会議・報告書を全廃することができるようになったのです。営業の行動改革と意識改革により、成約数が3年で3倍以上に伸びました。

3.ゲーム会社
あるゲーム会社は、公式オンラインストアにCommerce Cloudを導入し、リニューアルを行いました。商品がシステムの都合上、同時購入ができなかったり、アクセス集中時には不安定になったりと問題が生じていましたが、Commerce Cloudがそれらをすべて解決し、安定させることができるようになりました。安定性と拡張性を兼ね備えていることが成功要因となりました。

まとめ

・Salesforce(セールスフォース)とは、クラウドベースのCRM・SFAサービスを提供しているアメリカの企業名であり、サービスの総称。「Customer 360」という営業やカスタマーサービス、マーケティング、EコマースからITまでさまざまな部門が顧客データを中心に仕事を進めることを可能にするサービス群がある。

・Customer 360を構成するサービスと機能には、SFAの「Sales Cloud」やCRMの「Service Cloud」、マーケティングオートメーションの「Marketing Cloud」、Eコマースプラットフォームの「Commerce Cloud」、アプリケーションの設計や構築の「Salesforce Platform」などがある。

・Salesforce導入のメリットとして、「営業活動の効率化・ノウハウ共有が可能」「格好の教材になる」「顧客満足度の向上が期待できる」「部門内、部門同士で連携・情報共有がしやすい」「社員を適正評価できる機能が生きる」「セキュリティ対応も可能」などがある。

・Salesforce導入によって生じるよくある課題には、「導入後すぐに営業成績が向上するわけではない」「入力する項目が多く、入力されにくい」「ランニングコストが高く敬遠される」などがある。解決策として、「導入の目的を明確にして社内共通認識を持つ」「管理する項目を増やし過ぎない」「データ分析やデータ活用をしっかり行う」「無料トライアルで操作感などを試してみる」がある。

提供元・MarkeTRUNK

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