修行は2ヶ月 クラフトビール業界はオープンマインド
クラフトビールは好きとはいえ、醸造となると話は別。まったくの素人がブリュワーになれるのでしょうか。
「クラフトビール業界はとてもオープンマインドな業界。世界的にも評価されている宮崎県の『ひでじビール』で2ヶ月ほど修行をさせてもらったのですが、とてもウェルカムな雰囲気で、なんでも包み隠さずすべてを教えてもらいました」

(画像=この日、いただいたのは「LAZY IPA」という銘柄。クラフトビールで人気のスタイル、HAZY IPAのもの。もったりとした舌あたりとトロピカルな味わいが特徴だ。、『cazual』より引用)
こういった風通しの良さには、日本のクラフトビールの歴史と関係があるのだとか。1990年代に“地ビール”ブームが起きたものの、品質が追いつかず、しばらく低迷していた時期があります。最近はクラフトビールということで、質にこだわるブリュワーがどんどん増えてきています。
「この業界は先輩がたくさんいます。低迷していた時期を経験しているので、みんなで技術を高めあって、おいしいビールを届けることで業界全体が盛り上がるというのを理解しているのだと思います。それだけではなくて、クラフトビールを新しい文化として開拓したいという気持ちが強い方もたくさんいます」
ブリュワー同士のつながりも深く、「CRAFTBANK」でも「ひでじビール」とコラボしてビールを作る予定です。
栗、黒大豆など名産品を使い、ビールで福知山をアピール

(画像=『cazual』より引用)
「福知山にはクラフトビールの醸造所はここだけ。なじみがある方々はまだまだ少ないです。ただ、せっかく京都で作るビールなので、京都の名産品を使用したビールを作りました。福知山は地方の町。全国に知ってもらうためにも、地域の名産品を活用したビール造りを行なっています」
丹波栗、丹波黒大豆、丹波大言小豆は丹波三宝と呼ばれ、これらを使ったビールを作りました。濃厚でコクのある丹波黒枝豆を使用した「KUROMAME BLACK(黒豆ブラック)」や、大きくて甘い丹波栗の「KURI GOLD(栗ゴールド)」などがあります。