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シキホール島への行き方
魔術師について

シキホール島への行き方

フィリピン・2大おすすめ観光地 野生のジンベイザメと泳ぐオスロブと魔術師のいる島シキホール
(画像=<シキホール行きのチケット。ジェット船は指定席です。チケット代の他に、港の使用料15ペソ(当日払い)が必要になります>、『たびこふれ』より引用)

セブシティからは、他の島経由になり時間がかかるシキホール島も、ドゥマゲテからなら45分~1時間半で行くことができます。

シキホール行きの船は、街の中心部にあるドゥマゲテの港(オスロブ行きの港とは異なります)から出ています。フェリーは、片道大人208ペソ、子ども104ペソで、所要約90分、ジェット船は大人350ペソ、子ども175ペソで、所要約45分です。ジェット船は、天気が良くても風が強いと激しく揺れることがあるので、お子様連れや船酔いが心配な方はフェリーの方がおすすめです。どちらも、一日数便運行されています。週末などは混雑するので、できれば予約を入れたほうがいいでしょう。

魔術師について

フィリピン・2大おすすめ観光地 野生のジンベイザメと泳ぐオスロブと魔術師のいる島シキホール
(画像=<ヒーラーの施術を受ける息子>、『たびこふれ』より引用)
フィリピン・2大おすすめ観光地 野生のジンベイザメと泳ぐオスロブと魔術師のいる島シキホール
(画像=<壁に貼られている写真や伝統医療の証明書など>、『たびこふれ』より引用)

シキホール島は、現在でも魔術師が何人か住んでいます。魔術師と聞くと怪しい感じがしますが、島に生えている薬草を調合して、身体の不調を治す人です。現地では、魔術師のことをヒーラーと呼んでいます。ヒーラーに出会うためには、地元のガイドに頼む方法が良いです。というのも、多くのヒーラーは自宅で施術を行っているため、車がない観光客が個人で訪れることが難しいからです。

筆者が訪れたBalay Pahauliのヒーラーも、バスやタクシーが通らず、携帯も通じない山の奥で施術を行っていました。シキホールの伝承では、病や心身の不調は、体に入っている悪い霊(邪気)が行っていると考えられています。その邪気を取り除くことのできる人が、ヒーラーです。筆者が訪れたヒーラーは、煙を使って体を燻すことで邪気を取り除く施術を行っていました。筆者は特に身体の不調はなかったのですが、気管支が弱いことを見抜かれ、ヒーリングをしてもらいました。椅子の下に、薬草と炭の入った容器を置き、体をシーツで包んで煙で燻します。少し暖かい程度で、熱くはありません。5分ほど経つと、今度はベッドの上にうつぶせになり、背中をマッサージして邪気を取り除いてくれました。皮膚が弱い息子は、同じように煙で燻されたあと、ココナッツオイルをベースとした薬草入りの軟膏を塗ってもらいました。

劇的に症状が改善した、、、というようなことはありませんでしたが、悪化もしませんでした。以前からシキホールの魔術師に興味があったので、実際に施術を受けたことは良い経験になりました。感想としては、あくまでも民間療法なので効果は分かりませんが、天然のもの(オイルやハーブ)を使って、身体の自然治癒力を高めているのかなと思いました。通い続けることで、体質改善が期待できるのかもしれません。壁には、政治家やフィリピンの有名人が訪れた写真や政府機関からの認定書が貼ってあり、真面目な治療法であることが伝わってきました。

気になるお代は、祭壇にある箱の中に「お布施」という形で支払います。「お好きな金額で」と言われましたが、これが難しかったです。ホテルやレストランの価格から、物価が日本の半額~3分の1程度と考えて判断した金額を払いました。