クエン酸で洗濯する方法2:柔軟剤として使う
次に紹介する方法は、クエン酸を柔軟剤として使用する方法です。除菌効果も期待できるクエン酸ですが、なんと洗濯物を柔らかく仕上げる効果もあるので、柔軟剤としての使い方もしっかり知っておきたいですね。
手順を解説
まずはじめの手順は、洗濯機に衣類を入れて、通常の洗濯用洗剤を投入して運転開始してください。ここまでは普段のお洗濯どおりです。次の手順は、すすぎ段階に入り水が透明になってきたら、一度洗濯機を止めてください。
このタイミングでクエン酸を投入します。クエン酸の量は、水30リットルに対して粉末クエン酸を3g入れます。あとは通常取り脱水まで行い干したら完了です。この方法ではクエン酸を入れるタイミングが重要です。
効果を解説
クエン酸を柔軟剤として使う効果とは。アルカリ性の洗濯洗剤を使用した衣類は、アルカリ洗剤のカスが付着してしまいます。目には見えませんが、この洗剤残りが衣類のごわつきの原因だと言われています。
冒頭で解説したように、アルカリ性は酸性で中和することが可能です。よって、すすぎのタイミングでクエン酸を入れて、衣類についたアルカリ洗剤を落とすことで、柔軟剤を使ったような柔らかな仕上がりになります。
クエン酸で洗濯する方法3:洗濯槽を洗う
まだまだクエン酸の活躍する場面は残っています。なんとクエン酸は、衣類の他に洗濯機本体を洗うことも可能なんです。洗濯機の掃除頻度が低い方は必見、簡単に試せる方法なので是非チェックしてみてください。
手順を解説
最初の手順は、まずゴミ取りネットを外して、洗濯機の淵の限界まで水をはってください。このタイミングで粉末クエン酸を投入してください。クエン酸の量は、水50リットルに対して粉末クエン酸を20g~30g入れていきます。
あとは通常の洗いコースで最後まで空回しましょう。手順は以上になります。クエン酸の量は特に決まりがないので、汚れ度合いに応じて調節してください。
効果を解説
洗濯層の中は、常にアルカリ洗剤の水溶液にさらされています。ということは、洗濯層の中に酸性の汚れはほとんど蓄積していないことが理解できます。
逆にアルカリ性の物質は溜まる一方ですので、酸性のクエン酸を入れて空回しすることで、洗濯層の中の洗剤カスなどの汚れを落とすことが出来るのです。
塩素系漂白剤の洗浄力に抵抗がある方は、まずは優しい洗浄成分のクエン酸から試してみることをおすすめします。