クエン酸と普通の洗剤の違いとは

(画像=『暮らし〜の』より 引用)
一般的な洗濯用洗剤とは、アルカリ性の性質を持っています。ということは、反対の性質の酸性汚れしか落とすことが出来ません。ただし、衣類の汚れのほとんどは汗によるものです。汗は酸性なので、市販で売られている洗濯洗剤の多くがアルカリ性というのは理にかなっていると言えるでしょう。
大きな違いは分解できる汚れの種類
クエン酸と普通の洗濯洗剤の大きな違いは、ターゲットとなる汚れの種類にあります。通常の洗濯洗剤(アルカリ性)のみを使い続けていると、次第に酸性以外の汚れが蓄積されてしまい、洗っても洗ってもアルカリ性独特の臭いが残ってしまいます。
そこで、時々クエン酸(酸性)を使って洗濯することで、溜まったアルカリ性汚れを分解します。
クエン酸洗濯のメリット&デメリットを紹介
クエン酸洗濯のメリット

(画像=『暮らし〜の』より 引用)
クエン酸のよる洗濯のメリットは、自然由来の洗浄成分が環境に優しいという点があります。もともとは果実に含まれる成分ということもあり、触れたり万が一口にいれても、化学薬品と比較すれば断然安全です。
子供やペットがいる家庭では重宝するでしょう。またクエン酸には殺菌効果があると認められており、食肉の冷凍加工のさいに使用されることもあります。環境に優しく、殺菌効果も期待できる点がクエン酸で洗濯するメリットです。
クエン酸洗濯のデメリット
クエン酸で洗濯するデメリットは、あまりありません。強いて挙げるなら、通常の洗濯洗剤と混ぜて使うことができないので、洗濯に時間をかける必要があるということでしょう。また、薬局などで販売されているクエン酸は基本的に無臭ですが、嗅覚が敏感な方は若干臭いが気になるかもしれません。