健康に良かったり、シンクの水垢を落としてくれたり、何かと活躍するクエン酸。最近では、クエン酸が洗濯洗剤や柔軟剤に代用すると、タオルなどの衣類の臭いを除去してくれると話題になっています。クエン酸を使った洗濯方法の紹介や、普通の洗剤との違いを解説 いたします。

クエン酸が洗濯洗剤に?汚れ落としの仕組みとは

クエン酸で洗濯する方法は?洗濯後の汚れや臭い落ちの違いなどの効果も解説!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

スポーツドリンクやサプリメントに含まれるクエン酸。この成分はレモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果物に多く含まれており、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。

最近では、シンクの水垢落としにも使用され、環境に配慮した自然由来の成分として注目されています。さまざまな面で活躍するクエン酸ですが、なんと洗濯洗剤としても効果を発揮するのです。

アルカリ性の汚れにアプローチ

クエン酸は「酸性」の性質をもっていますので、アルカリ性の物質(汚れ)を分解する働きをします。アルカリ性の汚れと言えば、キッチンやバスルームなどに付着した水垢や石鹸カスが代表的です。

クエン酸は、すでに水回りの洗剤アイテムとして有名ですが、クエン酸を洗濯機に投入することで、衣類についたアルカリ性の汚れを中和してくれる効果が期待できるのです。

衣類につくアルカリ性の汚れとは

クエン酸で洗濯する方法は?洗濯後の汚れや臭い落ちの違いなどの効果も解説!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

「衣類につくアルカリ性の汚れとは?」少し疑問に感じた方もいるのではないでしょうか。アルカリ性の汚れといえば、水回りのステンレスにつくようなもの、というイメージが普通でしょう。しかし、あまり気にする機会はありませんが、衣類にもたくさんのアルカリ性汚れついているのです。

衣類のアルカリ性汚れは臭いが多い

魚肉卵の生臭いニオイ、尿、タバコのヤニ、洗濯洗剤の残りカス、などはアルカリ性の汚れかつ、衣類にしみ込みやすいものです。

調理中に衣類へしみ込む食品の臭いや、たばこの臭い、小さい子供がいる家庭ではトイレに慣れていない子の尿の飛び散り。これらの臭いは全て、酸性で中和しなければ綺麗に落とすことは出来ません。