つみたてNISAは、堅実に資産運用をして老後資金や子育て費用を貯めることができる注目の制度だ。だが、つみたてNISAは1人1口座しか開設できず、金融機関によって運用できる商品に違いもある。数ある金融機関の中で、SBI証券が人気なのはなぜだろうか。
目次
- 1.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)はなぜおすすめ?8つのメリットを徹底検証!
- 2.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の評判・口コミは?
- 3.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の基本情報
- 4.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)で人気の投資信託ランキングTOP10
- 5.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)で初心者におすすめの投資信託3選
- 6,SBI証券の特徴は?
- 7,SBI証券と他の証券会社のつみたてNISAを比較
- 8,つみたてNISA(積立NISA)とは?NISA(一般NISA)の違いを解説
- 9,つみたてNISAのメリット・デメリットは?
- 10,SBI証券でのつみたてNISAの購入方法
- 11.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の「NISA枠ぎりぎり注文」、設定方法は?
- 12.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるときのデメリットと注意点
- 13.つみたてNISA(積立NISA)で投資信託を購入するときは目論見書の確認を忘れずに
- 14.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるメリットについてよくある4つのQ&A
- 実際につみたてNISAを始めてみる
1.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)はなぜおすすめ?8つのメリットを徹底検証!
つみたてNISAの口座を開設できるのは1人につき一つの金融機関のみである。
金融機関によって、商品のラインアップやサービスに違いがある。
また、つみたてNISAの金融機関を後から変更することも可能だが、手続きに手間と時間がかかるだけでなく、既に買い付けた商品の移管ができないなどの不都合も出てくる。
よって、つみたてNISAを始めるときの金融機関選びは、慎重な判断が必要なのだ。
つみたてNISAの金融機関で迷った場合、まずはネット証券大手であるSBI証券を確認してほしい。
SBI証券のつみたてNISAには、主に次の8つのメリットがある。
- 豊富な商品ラインアップから選べる
- 1回100円から積立設定ができる
- 積立頻度を毎日・毎週・毎月の3種類から選べる
- 「ボーナス月設定」で年間40万円ぴったり投資できる
- 「NISA枠ぎりぎり注文」で無駄なく投資できる
- 投信マイレージサービスで資産運用がおトクに
- 三井住友カードのクレカ決済でVポイントが貯まる
- 住信SBI銀行との口座連携がお得
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット1――豊富な商品ラインアップから選べる
つみたてNISAは「手数料が安い」「分配金の支払い回数が少ない」「長期投資に適している」など、金融庁が定める条件を満たす商品にしか投資できない。
つみたてNISAの対象商品は、インデックスファンドが178本、アクティブファンドが21本、ETFが7本(2022年2月16日時点)。
出典:金融庁『つみたてNISA対象商品届出一覧』
SBI証券は、ETFを除く199本のうち、177本の商品を取り扱っています。対象商品のカバー率は90%に迫り、選択肢が非常に多い。これがSBI証券の人気の理由の一つであり、大きなメリットです。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット2――1回100円から積立設定ができる
つみたてNISAでも100円から投資を行えるので、初心者でも少額から積立を始められる。
また、1円単位で投資を行えることで、細かい投資計画を立てることもでき、限られた資金でも銘柄の分散や購入時期の調整が便利になる。
つみたてNISAで自分の理想の投資方法やポートフォリオを見つけたい場合には、細かい調整が可能なSBI証券を選ぶといいでしょう。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット3――積立頻度を毎日・毎週・毎月の3種類から選べる
毎日や毎週の積立投資を行えば、毎月1回の積立投資と比べ、購入タイミングをさらに細かく分散でき、購入単価をより平準化させることが可能だ。
積立頻度がこれだけ多いのはネット証券の中ではSBI証券だけです。たとえば楽天証券は毎日の積立投資に対応しているものの、毎週積立は行っていません。他の大手ネット証券では、つみたてNISAの設定は毎月のみです。
細かな分散投資で投資の自由度が高いのもSBI証券のつみたてNISAの特徴だ。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット4———「ボーナス月設定」で年間40万円ぴったり投資できる
つみたてNISAの年間投資枠は40万円なので、12カ月で割るときれいに割り切れない。
ボーナス月設定を活用すれば、毎月3万円でボーナス月の6月と12月は2万円追加して5万円とし、年間40万円の投資枠をぴったり使い切ることも可能です。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット5――「NISA枠ぎりぎり注文」で無駄なく投資できる
自分で投資金額を調整する必要がなく、枠の上限ぎりぎりまで使い切ってくれるので、つみたてNISAのメリットを最大限活用できます。
SBI証券でつみたてNISAの設定をした後でも、解除や変更は可能である。
SBI証券では、つみたてNISAの利便性を高めるためのサービスが充実しており、つみたてNISAの取引画面も見やすく工夫されている。
ユーザーインターフェースに力を入れている点もSBI証券のメリットだ。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット6――投信マイレージサービスで資産運用がおトクに
SBI証券には、対象の投資信託を保有することによりTポイントやPontaポイント・dポイントを貯められる「投信マイレージサービス」がある。
ポイントは、毎月の投資信託の保有金額に商品ごとのポイント付与率を掛けて計算される。つみたてNISAの対象商品のポイント付与率は、ほとんどが0.05%に設定されている。
出典:SBI証券『投信マイレージサービス』
つみたてNISAの対象商品の場合、ほとんどがポイント付与率0.05%に設定されている。
出典:SBI証券『投信マイレージサービスポイント付与率一覧』
ポイントを投資リターンだと考えれば、他社でつみたてNISAを行うよりも条件が有利になります。そうでなくとも、楽しみながらつみたてNISAを行える仕組みがあることはメリットだと言えるでしょう。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット7――三井住友カードのクレカ決済でVポイントが貯まる
SBI証券の積立投資を三井住友カードのクレカ決済で行う場合、三井住友カードの運営するVポイントを貯めることができる。
出典:SBI証券『三井住友カードのクレカ積立』
また、ポイントの付与率がアップされるキャンペーンが行われることもある。
Vポイントは1ポイント=1円で換算され、日々の買い物やクレジットカードの支払いなどに使用することができる。
SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット8――住信SBI銀行との口座連携がお得
SBI証券のつみたてNISAは、住信SBI銀行の預金口座と連携させること(「SBIハイブリッド預金」)でさらにお得に投資を行うことができる。
出典:住信SBIネット銀行『円普通預金』、『SBIハイブリッド預金』
SBI証券で取引を行う場合、住信SBI銀行と口座連携を行い、このSBIハイブリッド預金口座を積極的に活用しましょう。資金移動の手間が省けるだけでなく、金利もお得に運用ができます。
2.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の評判・口コミは?
実際にSBI証券のつみたてNISAを利用しているユーザーがどのようなメリット・デメリットを感じているのかを見ていこう。
※口コミの引用元はすべてクラウドワークス
SBI証券のつみたてNISAの良い評判・口コミ
SBI証券は100円という少額からスタートでき、毎月だけでなく毎週・毎日の3パターンから積立頻度を選べる点がメリットとして多く挙がっていた。また商品ラインアップが多いところも魅力のようだ。
H.Kさん|20代男性
会社員
SBI証券では100円から積立ができます。100円から積立を開始して、途中で金額を上げたり、その時々に合わせて金額を変更できたりと、調整が利くのもメリットです。積立頻度も毎月・毎週・毎日の3パターンから選択できるので、心配なときは頻度を多くすれば安心して積立を行うことができるでしょう。
A.Oさん|40代男性
会社員
オンライン証券のトップ企業だけあって、つみたてNISAで投資できる商品ラインアップが多いです。バランス型からアクティブ型までニーズに合わせた投資ができます。また、毎月の積立だけでなく、毎週や毎日の積立も選べるのがメリットです。まさに究極の時間分散投資となるので、より高いリスクヘッジができます。
T.Tさん|50代女性
専業主婦
SBI証券では100円から手軽につみたてNISAが始められます。もちろん途中で積立金額を変更することも可能です。ネット証券なので窓口に行く必要もなく自分で商品をゆっくり選ぶことができるのも利点です。取扱商品も多く、積立頻度も毎月だけでなく、毎週、毎日と選べます。
T.Yさん|30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAを利用していてメリットだと感じている点は「100円から積立することができる」ところです。お小遣いの中から投資資金を作っているので、少ない額で投資することができるのはとてもありがたいです。あと、積立頻度も「毎月、毎週、毎日」と選ぶことができるのも気に入っています。
K.Kさん|30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAでは毎月100円から積立購入することができます。100円からスタートし、後に積立金額を変更することもできます。変更手続きは簡単に行えるので便利です。少額からスタートして無理のない範囲で金額を増やしていくなど、自分にあった運用ができるところがメリットです。
SBI証券のつみたてNISAのデメリット・改善してほしいところ
SBI証券のつみたてNISAではETFが購入できない点や、取引画面が見づらい点が改善してほしいところとして多く挙がった。
T.Yさん|30代男性
会社員
SBI証券のつみたてNISAを利用していてデメリットと感じている点は「取引画面が使いづらい」ことです。通常の操作画面は別に問題なく使えるのですが、つみたてNISAの操作画面だけ使いづらいのはデメリットに感じていますし、改善してほしいところです。
H.Kさん|20代男性
会社員
強いてデメリットを挙げるならSBI証券ではETFはつみたてNISAの取扱対象外ということです。本来はつみたてNISA対象銘柄となっているのですが、SBI証券では購入が不可能のため、ETFを運用したい人は注意しなければなりません。
T.Tさん|50代女性
専業主婦
ネット証券なのでインターネットで口座管理をすることになるのですが、この口座管理の画面がわかりにくいのが難点です。最初にSBI証券のサイトを開いたとき、ログイン画面が目立たないです。ログインした後も口座管理のメニューは上のほうに目立たない形で表記されるので毎回迷ってしまいます。
A.Oさん|40代男性
会社員
SBI証券ではETFが対象外なので、ぜひつみたてNISAの取扱対象に含めてほしいです。他社を凌駕する商品ラインアップなので、ETFも対象になれば最強だと思います。
K.Kさん|30代男性
会社員
SBI証券でつみたてNISAを購入する場合に注意しなくてはならないのは「ETFは取扱対象外」ということです。ETFとは上場投資信託のことで、本来はつみたてNISAの対象銘柄になっています。しかし、SBI証券のつみたてNISAでは購入できないので注意しましょう。
3.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の基本情報
SBI証券はつみたてNISAの口座開設数が多い、人気の証券会社である。SBI証券とつみたてNISAに関する基本情報を整理しておこう。
SBI証券は口座開設数No.1の人気証券
SBI証券の概要は以下のとおりだ。
運営会社 | 株式会社SBI証券 |
本店所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
資本金 | 483億2,313万円 |
設立年月日 | 1944年3月30日 |
系列 | SBIホールディングス株式会社 <8473> |
単体従業員数 (2021年3月時点) |
690人 |
口座数 | 約801.8万口座 ※SBIネオトレード証券、 SBIネオモバイル証券、 FOLIOの口座数を含む |
預り資産残高 | 約22.0兆円 ※SBIハイブリッド預金残高、 SBIネオトレード証券、 SBIネオモバイル証券、 FOLIOの預り資産残高を含む |
NISA口座開設件数 | 約259.0万口座 ※一般NISA、つみたてNISA、 ジュニアNISA口座の合計 |
SBI証券はSBIホールディングス傘下の証券会社であり、国内ネット証券最大手だ。口座数や預り資産残高は国内ネット証券でトップであり、NISA口座開設数でも上位に入る。
SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の特徴
NISA制度における基本的な枠組みは、どこの金融機関でも共通である。
SBI証券でつみたてNISAを行う場合の取引概要は以下のとおりだ。
最低投資金額 | 100円 |
投資単位 | 100円以上1円単位 |
積立頻度 | 毎日・毎週・毎月 |
つみたてNISA対象商品数 (2022年2月16日時点) |
177本 ※ETFを除く |
4.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)で人気の投資信託ランキングTOP10
SBI証券では、つみたてNISAの人気銘柄を1ヵ月ごとにランキングとして公表している。2022年1月の1ヵ月間で、つみたてNISAでの積立設定件数が多かった上位10銘柄は以下のとおり。なお、基準価額と純資産総額は2022年2月16日時点の数値だ。
SBI証券のつみたてNISA月間積立設定件数ランキングTOP10(2022年1月1日~1月31日)
順位 | 前回順位 | 銘柄名 | 運用会社 | 基準価額 (円) |
純資産総額 (百万円) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | (1)→ | SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド |
SBIアセット マネジメント |
16,545 | 471,774 |
2位 | (2)→ | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
三菱UFJ国際投信 | 18,046 | 989,381 |
3位 | (3)→ | eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー) |
三菱UFJ国際投信 | 16,247 | 427,333 |
4位 | (4)→ | SBI・V・全米株式 インデックス・ファンド |
SBIアセット マネジメント |
10,665 | 55,741 |
5位 | (6)↑ | SBI・全世界株式 インデックス・ファンド |
SBIアセット マネジメント |
15,421 | 49,575 |
6位 | (9)↑ | eMAXIS Slimバランス (8資産均等型) |
三菱UFJ国際投信 | 13,296 | 132,585 |
7位 | (5)↓ | 楽天・全米株式 インデックス・ファンド |
楽天投信投資顧問 | 18,832 | 478,659 |
8位 | (7)↓ | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
三菱UFJ国際投信 | 19,077 | 296,063 |
9位 | (13)↑ | <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式 インデックスファンド |
ニッセイアセット マネジメント |
25,229 | 365,077 |
10位 | (8)↓ | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
三菱UFJ国際投信 | 16,374 | 117,655 |
好調な株式相場を反映し、海外株式型の人気が高い
SBI証券の2022年1月の積立設定件数ランキングを見ると、海外株式型などリスクの高い商品が人気だった。
1位、2位、4位、7位は米国株式を対象とするインデックスファンドであり、好調が続く米国株式市場の相場の勢いを反映している。
3位、5位、10位は新興国を含めた全世界の株式を投資対象とする、比較的リスクが高いインデックスファンドだ。
近年のインデックスファンドでは、好調な米国株式に特化したタイプや新興国も含めた全世界株式型の人気が顕著であり、この流れはまだ続きそうだ。
1月の株式相場は軟調に推移しましたが、長期分散投資を前提とするつみたてNISAではリスク資産を積み立てる人が多いことがわかります。
5.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)で初心者におすすめの投資信託3選
SBI証券で購入できるつみたてNISA対象商品は、170本を超える。その中で、投資初心者におすすめの投資信託をリスク許容度別に3本紹介しよう。
銘柄名 | 運用会社 | 投資スタイル | 投資先 | 信託報酬 (税込) |
トータル リターン(1年) |
純資産総額 (百万円) |
基準価額 (円) |
おすすめな人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI・全世界株式 インデックス・ ファンド |
SBIアセット マネジメント |
インデックス型 | 全世界株式 | 0.1102% | 19.04% | 49,575 | 15,421 | リターン重視の人 |
eMAXIS Slim 先進国株式 インデックス |
三菱UFJ 国際投信 |
インデックス型 | 先進国株式 (除く日本) |
0.1023% | 26.08% | 296,063 | 19,077 | バランス重視の人 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ・インデックス バランスファンド (4資産均等型) |
ニッセイ アセット マネジメント |
インデックス型 | 国内株式25%、 先進国株式25%、 国内債券25%、 先進国債券25% |
0.154% | 8.42% | 18,453 | 14,063 | 安定重視の人 |
リターンを重視する人向け……SBI・全世界株式インデックス・ファンド
投資スタイル……インデックス型
投資先……全世界株式
信託報酬……0.1102%(税込)
トータルリターン(1年)……19.04%
純資産総額……49,575百万円
基準価額……15,421円
出典:SBIアセットマネジメント『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)は、中小型株を含む全世界約8,000銘柄が対象。
米国ETFを通じて投資を行うためコストが低いことも特徴であり、全世界の株式に0.1%程度の低コストで分散投資ができる。
純資産総額も右肩上がりであり、2021年の年初は約130億円だったが、現在は500億円に迫っており、約1年で3倍以上に成長している。
ただし新興国株式も投資対象に含まれるため、相場が反転した場合は下げ幅が大きくなる可能性が高いことには注意が必要だ。
投資対象に新興国株式も含まれるが、この1本で世界中の株式に低コストで分散投資ができるという、非常に優れた商品だ。
つみたてNISAは長期投資が前提となるため、新興国のリスクを取り込みながら、長期でのリターンを狙うという投資スタイルを取ることもできる。
リスク許容度の高い人は、全世界の経済成長をこのような投資信託で取り込むのもおすすめです。。
リスクとリターンのバランスを重視する人向け……eMAXIS Slim先進国株式インデックス
投資スタイル……インデックス型
投資先……先進国株式(除く日本)
信託報酬……0.1023%(税込)
トータルリターン(1年)……26.08%
純資産総額……296,063百万円
基準価額……19,077円
出典:三菱UFJ国際投信『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』
先進国株式型のインデックスファンドはコスト競争が激しいが、この投資信託はコストにも強いこだわりを持っており、非常に低い信託報酬で運用できる。
直近1年のトータルリターンは26.08%と非常に優秀で、先進国が金融緩和で株高となっている恩恵を大きく受けている。
リスクとリターンのバランスを考えると、先進国株式への投資は極めて重要な選択肢となります。オーソドックスなインデックスファンドでありながら、規模とコストに強みがあるので、投資初心者にもおすすめです。
安定性を重視する人向け……<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
投資スタイル……インデックス型
投資先……国内株式25%、先進国株式25%、国内債券25%、先進国債券25%
信託報酬……0.154%(税込)
トータルリターン(1年)……8.42%
純資産総額……18,453百万円
基準価額……14,063円
出典:ニッセイアセットマネジメント『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』
直近1年間のトータルリターンは8.42%と高水準だが、株式のみを投資対象とするインデックスファンドには劣る。
バランスファンドであるため、相場下落局面では資産の半分を振り向ける債券がバランスを取り、下落幅が抑えられる可能性が高い。
つみたてNISAは原則として株式を対象とした投資信託のみを投資対象とするため、安定性を重視する人にとっては、ポートフォリオのリスクバランスを調整するのが難しい。よって、このようなバランスファンドを活用し、ポートフォリオのリスクを抑えることが重要だ。
「つみたてNISAを始めたいが、リスクは抑えたい」という投資初心者は、このような投資信託から始めるとよいでしょう。
6,SBI証券の特徴は?
SBI証券は、非常に多くの口座開設数を誇るネット証券である。SBI証券の特徴を知るために、まずはネット証券の中でも人気の高い楽天証券と比較して、違いを見ていこう。
SBI証券 | 楽天証券 | ||
---|---|---|---|
国内株式手数料 (1約定ごとプラン) (税込) |
~5万円 | 55 | |
~10万円 | 99円 | ||
~20万円 | 115円 | ||
~50万円 | 275円 | ||
~100万円 | 535円 | ||
~150万円 | 640円 | ||
~3,000万円 | 1,013円 | ||
3,000万円超 | 1,070円 | ||
国内株式手数料 (1日定額プラン) (税込) |
~100万円 | 0円 | 0円 |
~200万円 | 1,238円 | 2,200円 | |
~300万円 | 1,691円 | 3,300円 | |
以降100万円 増加ごとに |
295円ずつ増加 | 1,100円ずつ増加 | |
米国株式取引手数料 (税込) |
約定代金×0.495% 最低手数料:0ドル 上限手数料:22ドル |
||
IPO取扱件数 (2021年) |
122件 | 74件 | |
投資信託取扱本数 | 2,628本 | 2,663本 | |
海外株式取扱国数 | 9ヵ国
(米国、中国、韓国、ロシア、 ベトナム、インドネシア、 シンガポール、タイ、マレーシア) |
6ヵ国
(米国、中国、インドネシア、 シンガポール、タイ、マレーシア) |
|
海外ETF取扱国数 | 4ヵ国 (米国、中国、韓国、シンガポール) |
3ヵ国 (米国、中国、シンガポール) |
|
ポイント制度 | Tポイント Pontaポイント Vポイント |
楽天ポイント 楽天証券ポイント |
|
口座開設件数 (2021年12月末時点) |
約801.8万口座 ※SBIネオトレード証券、 SBIネオモバイル証券、 FOLIOの口座数を含む |
約714.1万口座 | |
NISA口座開設件数 (一般NISA、つみたてNISA、 ジュニアNISA口座の合算) (2021年12月末時点) |
約259.0万口座 | 約308.7万口座 |
特徴1,SBI証券は株式投資で強みを持つ
国内株式手数料は1約定ごとのプランでは差がないが、1日定額プランではSBI証券のほうがややお得だ。IPOの取扱件数ではSBI証券が大きく上回っており、主幹事を務めることも多いため、当選しやすさでは圧倒的に有利だ。
投資信託については取扱本数や手数料に大きな差はありません。
特徴2,Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイントを活用するならSBI証券
SBI証券ではTポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイントといったポイントを活用できる。一方、楽天証券では楽天ポイントを利用できる。
反対に、普段の生活で楽天ポイントを活用している人は、楽天証券で口座を開設したほうがお得に投資ができるでしょう。
特徴3,SBI証券はネット証券の口座開設件数トップ
SBI証券は、関連会社を合わせた口座開設数が800万口座を突破している最大手のネット証券だ。楽天証券は単独で700万口座を超えており、SBI証券を猛追している。
ただし、NISA口座開設数ではSBI証券の259万口座に対し、楽天証券は308.7万口座と大きく上回っています。人気の面では甲乙つけがたいでしょう。
7,SBI証券と他の証券会社のつみたてNISAを比較
つみたてNISAという観点で、SBI証券の特徴を探っていこう。同じネット証券の楽天証券と松井証券に対面証券の野村證券と大和証券を加えた5社で、各社のつみたてNISAの概要を比較し、SBI証券の特徴を見てみよう。
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | 野村證券 | 大和証券 | |
---|---|---|---|---|---|
つみたてNISA 対象商品 取扱銘柄数 |
177本 | 179本 | 172本 | 7本 | 22本 |
最低積立金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 |
積立設定単位 | 1円単位 | 1円単位 | 1円単位 | 1,000円単位 | 1円単位 |
引き落とし方法 | 証券口座 銀行引落 自社銀行振替 クレジットカード |
証券口座 銀行引落 自社銀行振替 クレジットカード |
証券口座 銀行引落 |
証券口座 銀行引落 |
証券口座 自社銀行振替 |
ポイント制度 | Tポイント Pontaポイント Vポイント |
楽天ポイント 楽天証券ポイント |
松井証券ポイント | × | × |
積立頻度 | 毎日、毎週、毎月 | 毎日、毎月 | 毎月 | 毎月 | 毎日、毎週、毎月、 隔月、3ヵ月毎、 4ヵ月毎、6ヵ月毎 |
ボーナス設定 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
使い切り設定 | 〇 | × | × | × | × |
つみたてNISA対象銘柄の取扱本数はSBI証券などのネット証券が優勢
つみたてNISAの対象銘柄の取扱本数はSBI証券が177本、楽天証券が179本、松井証券が172本と、ネット証券が優勢だ。
一方で対面証券は選択肢こそ少ないものの、似たような投資信託が重複していることが少ないため、銘柄選びで迷うことはあまりないだろう。野村證券では「野村スリーゼロ先進国株式投信」という信託報酬がかからない投資信託を扱っており、大和証券ではつみたてNISAでETFも活用できるといった特徴もある。
基本的には選択肢が多い証券会社を選びたいが、どうしても購入したい商品がある場合は証券会社選びの軸を変更する必要があります。
SBI証券や楽天証券ならクレジットカードとポイントを活用できる
SBI証券と楽天証券では、つみたてNISAの購入にクレジットカード決済を利用できる。利用できるクレジットカードはSBI証券が「三井住友カード」、楽天証券が「楽天カード」だ。
クレジットカード決済を利用することでSBI証券ではVポイントを、楽天証券では楽天証券を貯めることが可能だ。また、SBI証券では投資信託の保有残高などに応じて、TポイントやPontaポイント、dポイントを貯めることもできる。
SBI証券は積立頻度や使い切り設定などの細かいポイントも優秀
SBI証券は、投資単位や積立頻度といった細かい点でも投資家の利便性を高めるように工夫しています。
SBI証券での積立頻度は毎月積立だけでなく、毎日積立や毎週積立も選べる。つみたてNISAでは毎月積立しか選択できない金融機関が多いが、SBI証券では細かい時間分散も可能だ。100円以上1円単位で積立設定が可能なので、これらを組み合わせることで、さまざまなニーズに対応できるようになっている。
SBI証券ではボーナス月を設定して特定の月に上乗せして積み立てるボーナス月設定ができるほか、「NISA枠ぎりぎり注文」というつみたてNISAの枠をぴったり使い切ることができるようにする機能もあります。
8,つみたてNISA(積立NISA)とは?NISA(一般NISA)の違いを解説
つみたてNISAと一般NISAの概要も簡単にまとめておこう。
一般NISAでは毎年の非課税枠が120万円、非課税期間が最長5年と定められている。投資対象商品は株式や投資信託など幅広い。
2018年1月からスタートした少額の長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、年間40万円までの投資で得た利益が20年間非課税になる。投資対象は、金融庁の定める基準を満たし、届出がされた一定の投資信託に限られる。
下の表は、つみたてNISAと一般NISAにおける現行制度をまとめたものだ。
つみたてNISA | 一般NISA | |
---|---|---|
対象者 (※1) |
国内在住の 20歳以上の人 |
国内在住の 20歳以上の人 |
非課税対象 | 投資対象商品である投資信託への 投資から得られる分配金や譲渡益 |
株式・投資信託等への投資から 得られる配当金・分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 (※2) |
1人1口座 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 40万円/年 | 120万円/年 |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2018~2037年 | 2014~2023年 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に 適した一定の投資信託 |
株式、投資信託等 |
2020年度税制改正大綱により、2024年からつみたてNISA、一般NISAともに新制度での運用が開始される予定だ。
出典:金融庁『令和2年度税制改正について』
新NISAは、つみたてNISAと同様の1階部分(投資枠20万円/年)と従来の一般NISAをおおむね踏襲した2階部分(投資枠102万円/年)に分けられます。原則として1階部分を利用した人のみが2階部分で投資ができるという、やや複雑な制度に変更される見込みです。
9,つみたてNISAのメリット・デメリットは?
つみたてNISAのメリットとデメリットを確認しておこう。
つみたてNISAのメリット
- 最長20年間、運用益や分配金が非課税になる
- いつでも取り崩しが可能
- 初心者でも簡単に始められる
本来は投資信託の運用益や分配金には20.315%の税金がかかるが、つみたてNISAで購入した資産であれば20年間は税金が発生しない。これによって長期の資産運用にじっくり取り組むことができ、運用効率も良くなる。
つみたてNISAは、いつでも取り崩しが可能だ。つみたてNISAで購入した資産はいつでも売却することができるので、相場の状況が大きく変わった場合や急に資金が必要になった場合でも対応できる。
つみたてNISAと比べられることの多いiDeCoは、原則60歳までは引き出すことができません。急な支出に対応できるようにしておきたい場合は、つみたてNISAを積極的に活用しましょう。
長期での買付が前提となるため、価格が安い時は多くの口数を、価格が高い時は少ない口数を購入することになるため、平均買付単価が平準化される。これはドル・コスト平均法と呼ばれる投資手法であり、投資初心者でも購入のタイミングを気にせず投資ができる。
さらに、つみたてNISAの対象商品は「手数料が安い」「分配金の支払い回数が少ない」「長期投資に適している」など、金融庁が定める要件を満たす商品に限られているため、銘柄選びで間違えることも少ないだろう。
投資初心者に対してのハードルが低く設定されていることも大きなメリットといえるでしょう。
つみたてNISAのデメリット
- 投資対象が限られている
- 損失が出た場合でも損益通算などが使えない
つみたてNISAの投資対象は一定の要件を満たす投資信託に限られており、株式やREIT、海外ETFといった資産は対象外だ。
株式などにも積極的に投資したいと考える人や投資の幅を広げたい人は、つみたてNISAでは物足りないかもしれません。
つみたてNISAでは売却時に損失が出た場合、なかったものとみなされるため、他の利益との損益通算などの制度を活用することができない。つみたてNISAでは、利益が出て初めてNISAの非課税メリットを享受できるのだ。
またiDeCoとは異なり、つみたてNISAへの投資額は所得控除の対象ではない。
10,SBI証券でのつみたてNISAの購入方法
SBI証券のつみたてNISAで商品を購入する方法を具体的に説明しよう。
ホームページから積立設定を行う
まずは、ホームページからつみたてNISAの積立設定を行う方法を説明する。SBI証券のホームページで購入したい投資信託の商品ページにアクセスし、「つみたてNISA買付」をクリックしよう。(画像はすべてSBI証券より引用)
積立買付の設定画面に移るので、必要事項を入力する。
選択するのは以下の項目だ。
・積立頻度と積立日(申込設定日)
・積立設定金額
・ボーナス月設定
・NISA枠ぎりぎり注文設定
クレジットカードで購入する場合は、クレジットカードを登録しておく必要がある。
クレジットカードでの購入する場合、ボーナス月設定は利用できません。
購入する投資信託が複数ある場合は、それぞれについて選択する必要がある。
入力が終わると、目論見書の確認画面を経て入力確認画面が表示されるので内容を確認し、「設定する」をクリックすればつみたてNISAの買付手続きは完了だ。
アプリから積立設定をする
アプリは「かんたん積立アプリ」という名称で、iPhone版とAndroid版が用意されている。スマートフォンにダウンロードしておくと便利だ。アプリから積立設定を行う方法を紹介しよう。
アプリにログインし、購入したい投資信託の商品ページにアクセスする。投資信託の商品ページは、メニュー画面の「ファンドランキング」や「ファンド検索」からアクセスできる。
投資信託の商品ページで「つみたてNISA買付」をタップする。
「つみたてNISAポートフォリオに追加しますか?」と聞かれるので、他の商品も選択する場合は「追加する」を、この商品のみを購入する場合は「追加して、設定する」を選択する。「追加して、設定する」をタップした場合は、積立設定画面へ遷移する。「追加する」をタップした場合は、また商品選択画面から他の商品を選ぶこととなる。
複数商品を選択する場合は商品をすべて追加した後、メニュー画面の「積立設定状況」から「積立設定状況」をタップすると積立設定画面に遷移できる。
積立設定画面へ遷移した後は、積立投資の必要事項を入力するだけだ。内容は、ホームページで積立設定を行う場合と同じである。入力後、目論見書を確認すれば設定手続きは完了だ。
TポイントやPontaポイント、dポイントを設定する
最後に、TポイントやPontaポイント、dポイントと連携させる方法を説明しよう。
ログイン後のトップページ右側の「お客様情報設定・変更」をクリックする。
「ポイント・外部ID連携」のタブをクリックし、続けて「ポイントサービス詳細はこちら」をクリックする。
ポイントサービス画面に遷移するので、「メインポイント設定」をクリックする。
すると下記の画面が表示されるので、ここでTポイントやPontaポイント、dポイントの番号登録やメインポイント設定を行うと、ポイント連携手続きは完了する。
11.SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の「NISA枠ぎりぎり注文」、設定方法は?
つみたてNISAの年間40万円の投資枠をきれいに使い切るためには、前述したとおり、SBI証券の「NISA枠ぎりぎり注文」が非常に便利である。
設定した積立投資金額がNISA投資枠を超える場合、NISA投資枠の範囲までしか買付を行わないというシステム。
つみたてNISAの枠を超えて投資を行ってしまうことを防ぐことができる。
その設定方法は簡単だ。
まず、SBI証券で購入したい投資信託の画面をより「つみたてNISA買付」を選択する。
次に、目論見書の確認画面を経て、つみたてNISAの設定画面へ移るので、ここで積立頻度や金額、ボーナス月設定を行い、最後に右側にある「NISA枠ぎりぎり注文」のボタンをクリックする。
「設定する」となれば完了である。
この状態でつみたてNISAの設定を完了させれば、「NISA枠ぎりぎり注文」が有効となる。
「NISA枠ぎりぎり注文」はつみたてNISAの設定時に簡単に設定することができるので、忘れずにチェックしておきたいポイントです。
12.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるときのデメリットと注意点
メリットの多いSBI証券であるが、あえてデメリットと注意点を挙げるとすれば、次の点だろう。
- TポイントやVポイント以外のポイントサービスの利用者にはメリットがやや薄い
- 選択肢が多いので自分で判断できる人向け
- 注文をした場合の実際の買付は翌日から行われる場合がある
- つみたてNISA(積立NISA)の投資可能枠が残っていても積立設定できない場合がある
SBI証券でつみたてNISAを始めるデメリット1――TポイントやVポイント以外のポイントサービスの利用者にはメリットがやや薄い
SBI証券ではTポイントやVポイントといったポイントサービスと連携をすることでお得に投資を行うことができる。
一方で普段の生活で他のポイントサービスを利用している場合にはこれらのメリットは薄くなるだろう。
特定のポイントサービスを多く利用している場合、それらを有効に活用できる証券会社を見つけたほうが手間も少なく、メリットも大きいでしょう。
SBI証券でつみたてNISAを始めるデメリット2――選択肢が多いので自分で判断できる人向け
SBI証券はつみたてNISAで非常に多くの選択肢を用意している。
商品ラインアップも多く、積立頻度なども自由に選べるようになっている。
そのため、自分で投資方針を選べる人でなければ、適切な選択を行うのは難しいだろう。
SBIマネープラザなどの窓口も一部で用意してありますが、対面証券などと比べれば窓口の数は少なく、ネット証券であるため、原則は自分で選択ができる人向けです。誰かに相談をしながら投資をしたいという人は、別の金融機関を選択したほうがよいでしょう。
SBI証券でつみたてNISAを始める注意点1──注文をした場合の実際の買付は翌日から行われる場合がある
SBI証券でつみたてNISAを始める際に注意したいのは、つみたてNISAで投資信託を買付した場合、当日ではなく翌日から売買が行われる場合があることだ。
また買付がサイトに反映されるのは、3営業日目以降からだ。
買付がうまくできていないと不安になるかもしれませんが、買付設定をしてから結果を確認するまで3営業日程度かかることを覚えておきましょう。
SBI証券でつみたてNISAを始める注意点2──つみたてNISA(積立NISA)の投資可能枠が残っていても積立設定できない場合がある
SBI証券におけるつみたてNISAでは、投資可能枠が残っていても設定ができない場合がある。
1回あたりに設定する金額の上限が、つみたてコースごとに決まっているためだ。
出典:SBI証券『つみたてNISAの設定で1回の設定金額に上限はありますか?』
毎日コースは「1,619円」、毎週コースでは「7,692円」、毎月コースなら「3万3,333円」と上限金額が定められている。
年間の投資金額は40万円だが、たとえば11月から「毎月コース」でつみたてNISAを始めた場合、投資可能枠の40万円を使い切ることができない。
40万円の上限ぎりぎりまで使用したい場合は、ボーナス月コースとNISA枠ぎりぎり注文の活用が必要です。
13.つみたてNISA(積立NISA)で投資信託を購入するときは目論見書の確認を忘れずに
つみたてNISAの金融機関を選ぶ場合、SBI証券は非常に有力な候補となるだろう。
商品ラインアップを始め、数多くのメリットがある。
ランキングなどの情報を活用しながら、自分にあった投資信託を選ぶようにしたい。
SBI証券に限らず、証券会社で投資信託を購入する場合には、必ず目論見書を読むようにしたい。
目論見書とは投資信託の購入に際して投資家に交付する文書のことで、購入する投資信託の投資方針や、コスト・リスクについての説明などの記載があります。目論見書をしっかり読み、内容を理解したうえで商品を選択しましょう。
14.SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)を始めるメリットについてよくある4つのQ&A
実際につみたてNISAを始めてみる
積立コースは毎日・毎週・毎月の3種類、NISA枠ぎりぎり注文で投資可能枠を使い切れる
>>SBI証券の詳細はこちら(公式サイトへ)
投資信託の保有だけで楽天ポイントが貯まる、貯まったポイントで積立投資も可能
>>楽天証券の詳細はこちら(公式サイトへ)
取り扱い銘柄130以上、投信の提案から購入・運用まですべてができるアプリが便利
>>松井証券の詳細はこちら(公式サイトへ)
毎月100円から積立可能、通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になる
>>au カブコム証券の口座開設はこちら
つみたてNISAで投資信託を保有するだけでポイントが貯まりさまざまな特典と交換可能
>>マネックス証券の詳細はこちら(公式サイトへ)
【関連記事】
・ネット証券NISA口座ランキングTOP10!
・つみたてNISA(積立NISA)の口座ランキングTOP10
・初心者向け「つみたてNISA」の始め方を3ステップ解説!
・>つみたてNISA(積立NISA)の銘柄で最強な投資信託はどれ?
・つみたて(積立)NISAの商品の選び方と失敗しない変更方法
・初心者向けネット証券ランキング