目次
軽アイゼンと、8本~12本爪アイゼンとの違い
軽アイゼンの選び方

軽アイゼンと、8本~12本爪アイゼンとの違い

軽アイゼンは、先に示したように、冬の低山、初冬や残雪の山、雪渓で使います。 それに対して、爪の数が8本から12本爪のアイゼンは、軽アイゼンと違い、厳しい傾斜の雪面を歩行する場合や、岩場と雪が入り混じった縦走路などで使います。 どの山で、軽アイゼンを使うのか、8~12本爪アイゼンを使うのか、迷うことがあるかもしれませんが、先に示した、”軽アイゼンは使う必要がある標高、時期、ルートは?”などの情報を参考に、使い分けのイメージができるようにしておきましょう。

「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)
「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

軽アイゼンの選び方

爪の本数と装着方式によって、軽アイゼンはいくつか違いがあります。それぞれの違いを理解したうえで軽アイゼンを選びましょう。

4本爪か?6本爪か?

軽アイゼンの爪の本数は、4本または6本です。 6本爪の方は本数が多いため、雪山で安定して歩行できますが、重量がやや重くなってしまいます。 一方で、4本爪は本数が少ないため、安定度は6本爪ほど高くないですが、重量が軽いため、手軽に持ち運べます。 初心者の方は、安定した歩行ができることが望ましいため、6本爪のアイゼンを最初に用意することをおすすめします。

「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

4本爪の方は、少ない爪をうまく雪面に対してコントロールする必要があるし、傾斜が少しでもきついと簡単に滑ってしまうでしょう。 低山の中でも傾斜が緩い山しか登らないという方や、アイゼンの持ち運び重量を軽くしたいという方におすすめです。

「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ベルト方式か?ラチェット方式か?

アイゼンの登山靴への装着方式として、ベルト方式とラチェット方式があることを先に紹介しました。 ベルト方式は、登山靴に紐を取り付ける作業が少し手間ですが、どんな靴にも対応しているし、耐久性があります。また、収納もコンパクトにできます。そのため、雪がある山にたくさん登りたいという方におすすめしたいです。

「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ベルト方式はコンパクトに収納可能です。

ラチェット方式の場合は、アイゼンの脱着がとても簡単に行うことができます。冬の低山では雪がある場所とない場所があるので、アイゼンを頻繁に脱着する可能性があります。そんなときに、装着が簡単なラチェット方式は大活躍するでしょう。アイゼンを楽に脱着したい方におすすめです。 ただ、ラチェット方式は、ベルトやラチェットが劣化しやすいので、よく確認しながら使うようにしましょう。

「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)
「軽アイゼン」とは?初心者のための軽アイゼンの基本ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)