目次
ギアの調整:リアディレイラー
ギアの調整:フロントディレイラー
ギアの調整:リアディレイラー
トップやローのギアでリアのチェーンが外れてしまう場合は、リアディレイラーがスプロケットの外側まで動いてしまうために起こります。チェーンが頻繁に外れてしまう場合はディレイラーの可動域を調整しましょう。
ディレイラーの「H」「L」のネジを回すことでトップ、ローそれぞれの最大可動域を調整することができます。チェーンが通っていると引っ張られてリアディレイラーが動かないので外す必要があります。
もちろん後で付け直すので正しい掛け方を覚えておきましょう。とくにプーリーの部分はややこしく掛け間違えるとクランクが動かないので写真などを撮っておくと安心です。
リアディレイラーの調整1.トップ側の可動域
「H」のネジを時計回りに回すと車体側に、反時計回りに回すと外側にガイドプーリーが移動します。ガイドプーリーが一番外側のスプロケットの直線状にくるように調整しましょう。
リアディレイラーの調整2.ロー側の可動域
ギアをローに切り替え、ガイドプーリーが一番車体側のスプロケットの直線状に来るようにします。「L」のネジで調整しますが、トップとは回す方向が正反対になるので注意しましょう。
ギアの調整:フロントディレイラー
フロントディレイラーはリアディレイラーほど頻繁な調整をすることはありませんが、シフトレバーが重い、ギアが動かないと感じたら調整をしましょう。フロントディレイラーはチェーンをかけて調整をします。
またリアディレイラーを切り替える必要があるので、両方の調整をする場合はリアディレイラーの調整を先に済ませておきましょう。
注意点としては、チェーンガイドがチェーンリングと並行になっていないと音鳴りや切り替え不調の原因になります。フロントディレイラーの位置を確認してから調整作業に入りましょう。
フロントディレイラーの調整1.インナー側の可動域
リアディレイラーを一番軽いギアに切り替えておきます。フロントディレイラーの「L」のネジを時計回りに回すと、チェーンガイドが外側に反時計回りに回すと車体側に動くので、チェーンとチェーンガイドの内側がぎりぎり接触しないくらいに調整しましょう。
フロントディレイラーの調整2.アウター側の可動域
リアディレイラーを一番重いギアに切り替え、フロントをアウターにします。調節ネジを回して、チェーンの外側とチェーンガイドがぎりぎり接触しない程度に隙間を空けます。
インナーとは調節ネジの向きが反転し、時計回りに回すと車体側に動きます。
フロントディレイラーの調整3.微調整
アジャスターボルトを締め、クランクを回したらインナーからアウターに切り替えられるか確認しましょう。チェーンがアウターに乗り切らなければワイヤーの張りを強めます。
少しずつワイヤーの張りを強めながら、スムーズに切り替わるポイントを探ります。