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自転車ギアの調整がうまくいかないときのポイント
チェーン・ワイヤーの交換目安
自転車ギアの調整がうまくいかないときのポイント
一通り調整したのにうまくギアが入らない、という場合によくありがちなミスを紹介します。焦らずに一つ一つ手順を確認しながらやり直しましょう。また何度調整してもうまく入らない場合はチェーンの伸びやパーツの故障ということも考えられます。
例えばパーツのゆがみなどは一見しただけでは気づきにくいですし、交換以外に直しようのないこともあります。
変形に気づかず無理な調整を重ねると車体に負担がかかるので、直し方がわからない不調が出たりどうしても動かない場合は割り切って自転車屋さんに持ち込むことも考えましょう。
うまくギアチェンジできない
ギアがうまく入らないのはワイヤーの引きが甘いのが原因の場合が多いです。ワイヤーを張る際に何かに引っかかっていないか確認し、しっかりワイヤーを引っ張り伸びていることを確認して固定しましょう。
クランクを回せない
クランクが動かない場合はチェーンの掛け方が間違っている可能性があります。特にプーリーの部分には脱落防止のための爪が何か所かついていて掛け間違えることが多いです。
調節ネジが回らない
調整したい箇所にギアが無い状態で調節ネジを回していませんか?例えばローの可動域を調整したいのにギアがトップにあるとアームは動かないです。
チェーン・ワイヤーの交換目安
変速機に関連するパーツでもチェーン・ワイヤーは消耗品ですが、消耗具合は環境によって変わるので一概には交換の目安がつけにくいです。しかし消耗したまま使用し続けると変速機の寿命を早めるばかりか修復困難な故障につながることもあります。
ワイヤーはほつれが出始める時にはかなり危ない状態になっているので、そうなる前に交換したいところです。調整をしても違和感が残る、すぐに不調になるようであればワイヤー交換をしましょう。
チェーンは伸びが目安になります。0.75%が交換目安で1%以上は使用不能とされます。メンテナンス時にチェーンチェッカーやノギスでチェックしましょう。