さまざまなポイントサービスがある中、日常的に利用するコンビニはその恩恵を受けやすい場となっている。1回の支払いとポイント還元は小さくても、毎日にそれが繰り返されるとやがて大きなお得となるのだ。ここでは、代表的なコンビニ3社でポイントを効率よく獲得できるカードを紹介しよう。

目次
1,コンビニ3社それぞれでどんなポイントが貯まる?
    1-1,セブン-イレブン――nanacoポイント、セブンマイル、Sポイント(関西のみ)
    1-2,ローソン ――Pontaポイント、dポイント
    1-3,ファミリーマート ――Tポイント、dポイント、楽天スーパーポイント
2,セブン-イレブンでポイントが貯まりやすいクレジットカード3選
    2-1,「セブンカード・プラスnanaco」
    2-2,「JCB CARD W」
    2-3,「三井住友カード」
3,ローソンでポイントが貯まりやすいクレジットカード
    3-1,「ローソンPontaプラス」
    3-2,「JMBローソンPontaカードVisa」
    3-3,「dカード」
4,ファミリーマートでポイントが貯まりやすいクレジットカード
    4-1,「ファミマTカード」
    4-2,「楽天カード」
    4-3,「ヤフーカード(Yahoo! JAPANカード)」
5,コンビニでさらにポイントを獲得するには?

1,コンビニ3社それぞれでどんなポイントが貯まる?

日本を代表するコンビニとして、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3社が挙げられる。ここではまず、各コンビニを利用したときに、カードなどの提示によって貯まるポイントについて解説しよう。

決済方法(クレジットカードやスマホ決済など)自体にポイントサービスが付いていることがあるが、ここで紹介するポイントサービスは、どのような決済方法であってもポイントが貯まる、いわゆる「共通ポイント」を指すものとする。

コンビニは日常的に利用することが多いだけに、ポイントサービスを知っているかどうかで、長い目で見ると「お得さ」にかなりの差が生じるだろう。

1-1,セブン-イレブン――nanacoポイント、セブンマイル、Sポイント(関西のみ)

まず、セブン-イレブンで貯まるポイントについて紹介する。

・nanacoポイント

提示だけで貯まるポイントではないが、セブン-イレブンと直結したポイントなので取り上げる。

「nanacoポイント」はセブン-イレブンやイトーヨーカドー、デニーズなどで「電子マネーnanaco」で支払うと、200円(税別)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得できる。対象商品の購入によりボーナスポイントが加算されることもあり、貯まったポイントは、1ポイント→1円分として「電子マネーnanaco」に交換して支払いに使える。

なお、セブン-イレブンでは2020年8月31日まで、100円(税別)で1ポイントを獲得できるキャンペーンを実施している。

・Sポイント

「Sポイント」は阪急阪神グループの共通ポイントサービスで、関西2府4県のセブン-イレブンに限り、クレジットカードの「STACIAカード」「Sマーク付きポイントカード」の提示により、200円(税別)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得できる。

貯めたポイントは1ポイント→1円相当として、セブン-イレブンを含むポイント加盟店で支払いに使える。

・セブンマイルプログラム

セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフトでの対象商品の購入や、通販サイト「オムニ7」での購入金額に応じて、「セブンマイル」が200円(税別)ごとに1マイル貯まる。

セブン-イレブンでは、スマホの「セブン-イレブンアプリ」の会員コード画面を提示するか、「7id」会員情報に登録した「nanacoカード」「nanacoモバイル(Android)」による支払いでマイルを獲得できる。

貯めたマイルは1マイル→「nanacoポイント」1ポイントのレートでの交換が予定されているが、今のところ交換はできず「準備中」となっている。

1-2,ローソン ――Pontaポイント、dポイント

次に、ローソンで貯まるポイントについて紹介する。

・Pontaポイント

共通ポイントサービス「Pontaポイント」はローソンのほか、昭和シェル石油、KFC、ゲオ、JALなどでポイントカード「Pontaカード」などの提示により、ポイントを貯めたり使ったりできる。

ローソンでは100円(税別)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得でき、対象商品の購入により通常のポイントに加えてボーナスポイントも獲得できる。

貯めたポイントは。ローソンなどのポイント加盟店で1ポイント→1円として支払いに使えるほか、お得なレートで対象商品に交換することもできる。

・dポイント

共通ポイントサービス「dポイント」はローソンのほか、ファミリーマート、マクドナルド、マツモトキヨシ、東急ハンズなどでポイントカード「dポイントカード」などの提示により、ポイントを貯めたり使ったりできる。

ローソンでは100円(税別)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得でき、「Pontaポイント」同様、対象商品の購入で通常のポイントに加えて、ボーナスポイントも獲得できる。貯めたポイントは、ローソンなどポイント加盟店で1ポイント→1円として支払いに使えるほか、お得な条件で対象商品に交換することもできる。

注意したいのは、2020年7月7日から「Pontaポイント」と「dポイント」のポイント付与率が変更されることだ。付与率は時間帯によって変わり、どちらも0時~15時59分は200円(税別)ごとに1ポイント、16時~23時59分は200円(税別)ごとに2ポイントが付与される。これは、実質的には改悪と言えるだろう。

1-3,ファミリーマート ――Tポイント、dポイント、楽天スーパーポイント

・Tポイント

共通ポイントサービスの代名詞的存在である「Tポイント」はファミリーマートのほか、TSUTAYA、東武ストア、ジョナサン、ガスト、吉野家、ヤマト運輸など、多種多様な店舗・サービスで「Tポイントカード」などの提示により、貯めたり使ったりできる。

ファミリーマートでは200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得できる。キャンペーンなどの対象商品の購入で、通常のポイントに加えてさらにポイントを獲得できることもある。

獲得した「Tポイント」はファミリーマートを含め、同ポイント提携店で1ポイント→1円相当として支払いに充当できる(貯めるだけの提携店もある)。

・dポイント

共通ポイントサービス「dポイント」は、2019年11月26日からファミリーマートでも利用できるようになった。これにより、現在はローソンとファミリーマートの両方で使えるポイントサービスとなっている。

ファミリーマートでは、200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)を獲得できる。キャンペーンなどで、通常のポイントに加えてさらにポイントを獲得できることもある。

獲得した「dポイント」はファミリーマートを含め、同ポイント提携店で1ポイント→1円相当として支払いに充当できる。

・楽天スーパーポイント

楽天グループで使える「楽天スーパーポイント」は、「dポイント」と同じく2019年11月26日からファミリーマートでも利用できるようになった。そのほか、マクドナルドやミスタードーナツ、出光、くら寿司、吉野家、ほっかほっか亭、大戸屋などでも利用できる。

ファミリーマートでは、200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)が付与される。そのほか、キャンペーンなどで通常のポイントに加えてさらにポイントを獲得できることがある。

獲得した「楽天スーパーポイント」はファミリーマートのほか、同ポイント加盟店、楽天グループの各サービスなどで、1ポイント→1円相当として支払いに充当できる。

2,セブン-イレブンでポイントが貯まりやすいクレジットカード3選 

ここからは、セブン-イレブンでポイントが貯まりやすい3種のクレジットカードを紹介しよう。

2-1,「セブンカード・プラスnanaco」――セブン-イレブンで最大10%還元

国際ブランド VISA
JCB
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 nanacoポイント・通常1%還元
セブン-イレブンでの
ポイント還元率
最大10%還元※
備考 申し込み時に「nanaco一体型」か
「nanaco紐付型」のどちらを選択する
※1:最大10%還元はセブン-イレブンでのクレジット決済のみ適用になります。
※2:事前にセブンカード・プラスを「7iD」にご登録いただく必要があります。
※3:nanacoポイント9.5%とセブンマイル0.5%の合計で10%還元となります。
※4:一部、お支払い方法・商品・サービスの対象外があります。
※5:「7iD」はセブン&アイグループ各社/提携企業の色々なサービス(通販サービス、各店舗のアプリ、実店舗でのお買物など)で共通してご利用いただける会員IDです。

セブン-イレブンでのクレジット払いで、200円(税込)につき「nanacoポイント」2ポイントを獲得できる。ポイント還元率は1%。

「電子マネーnanaco」へのチャージで、「nanacoポイント」1ポイントが付与される。チャージ分の利用ポイントとして200円(税別)ごとに「nanacoポイント」1ポイントを獲得できるので、こちらもポイント還元率は合わせて1%になる。

通常のクレジット利用では、200円(税込)につき「nanacoポイント」1ポイントが付与されるので、「nanacoポイント」に集約する形でポイントを貯めやすい。

nanacoポイントを最優先で貯めたい人におすすめのカードだ。

2-2,「JCB CARD W」――セブン-イレブンで2%還元

国際ブランド JCB
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 Oki Dokiポイント・通常1%還元
セブン-イレブンでの
ポイント還元率
2%
備考 18歳以上39歳以下なら申し込み可能。
入会後は40歳以降も年会費無料のまま継続できる

JCBの自社発行クレジットカードは、毎月のクレジット利用合計金額1,000円(税込)につき「Oki Dokiポイント」1ポイント(約5円相当)が付与されるが、セブン-イレブンの利用分についてはポイントが3倍になり、ポイント還元率は約1.5%になる。

「Oki Dokiポイント」は、1ポイント→「nanacoポイント」5ポイントのレートで200ポイントから交換できるので、「nanacoポイント」に集約して貯めていくこともできる。

「JCBの自社発行クレジットカードの中でどれがいいのか」という話になるが、セブン-イレブンでポイントを貯めることを重視し、そのほかのサービスを重視しないなら、39歳までに作ると年会費が無料になる「JCB CARD W」がおすすめだ。

このカードは常時ポイントが2倍(クレジット利用税込1,000円ごとに2ポイント)になるので、セブン-イレブンでのクレジット利用では、倍付け分と合わせると約2%の高還元率になる。

このことから、年齢が39歳以下で、「nanacoポイント」以外にもポイントを交換する選択肢を残しておきたい人におすすめだ。ただし、「電子マネーnanaco」へのクレジットチャージ分にはポイントがつかないので注意してほしい。

2-3,「三井住友カード」――セブン-イレブンで2.5%還元

国際ブランド VISA
Mastercard
年会費 1,375円(税込)
※年会費割引特典あり
ポイントサービス・通常還元率 ワールドプレゼント・通常1%還元
セブン-イレブンでの
ポイント還元率
2.5%
備考 セブン-イレブンのほか、ローソン
でもポイントが5倍になる

「三井住友カード」では、毎月のクレジット利用合計金額1,000円(税込)につき1ポイント(約5円相当)の「ワールドプレゼント」を獲得できるが、セブン-イレブンの利用分についてはポイントが5倍、ポイント還元率は約2.5%になる。

ローソンでの利用でもポイントが5倍になるため、セブン-イレブン以外のコンビニでの利用もおすすめしたい。

「ワールドプレゼント」は1ポイント→「nanacoポイント」4ポイントのレートで200ポイントから交換できるので、交換を前提にするとポイント還元率は少し目減りして2%になる。

セブン-イレブンだけでなく、ほかのコンビニでもポイントを貯めたい人で、かつ利用金額が多いなら、「三井住友カード」では年会費分以上のメリットを得られるだろう。

3,ローソンでポイントが貯まりやすいクレジットカード 

次に、ローソンでポイントが貯まりやすい3種のクレジットカードを紹介しよう。

3-1,「ローソンPontaプラス」――ローソンで4%還元

国際ブランド Mastercard
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 Pontaポイント・通常1%還元
ローソンでのポイント還元率 1~6%
備考 既存の「Pontaカード」のポイントをまとめられる

「ローソンPontaプラス」は、クレジット利用200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)が付与され、ポイント還元率は1%。ローソンでの利用分は100円(税別)につき4ポイント(4円相当)が付与され、ポイント還元率は4%になる。

獲得するポイントは「Pontaポイント」で、すでに持っている「Pontaカード」があれば「ローソンPontaプラス」のほうにポイントを移行して、まとめることもできる。

2020年7月7日から「ローソンPontaプラス」をローソンで使った場合のポイント付与方法が変わり、0時~15時59分の時間帯は200円(税別)につき2ポイント(ポイント還元率1%)、16時~23時59分の時間帯は200円(税別)につき4ポイント(ポイント還元率2%)が付与される。

ポイント付与率の改悪と言えるが、キャンペーンとして2020年7月7日~10月31日に限り、利用時間帯を問わず、200円(税別)につき8ポイント(ポイント還元率4%)が付与されるため、このキャンペーンの終了までは実質的なポイント還元率は変わらない。

いずれにせよ、ローソンでの利用で「Pontaポイント」が高還元率で貯まるカードであることには変わりないので、ローソンをよく利用する人にはおすすめだ。

3-2,「JMBローソンPontaカードVisa」――ローソンで2%還元

国際ブランド VISA
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 Pontaポイント・通常0.5%還元
ローソンでのポイント還元率 2%
備考 PontaポイントとJALマイルの相互交換可能

「JMBローソンPontaカードVisa」では、毎月のクレジット利用金額合計1,000円(税込)ごとに「Pontaポイント」5ポイント(5円相当)が付与され、ポイント還元率は1%。ローソンでの利用分は100円(税別)につき2ポイント(2円相当)が付与され、ポイント還元率は2%になる。

このカードは「Pontaカード」としての機能のほか、「JALマイレージバンクカード」としての機能も備えており、貯めた「Pontaポイント」を「JALマイル」に2ポイント→1マイルのレートで交換したり、逆に「JALマイル」を「Pontaポイント」に交換したりできる。

「JALマイル」から「Pontaポイント」への交換レートは、3,000~9,000マイルを交換する場合は 1マイル→0.5ポイント、1万マイル以上を交換する場合は1マイル→1ポイント。一般的に1マイルは2円相当の価値があるとされるため、「JALマイル」から「Pontaポイント」への交換では価値が目減りしてしまうことになり、おすすめできない。

このような特徴から、このカードはローソンで貯めたポイントを最終的にJALマイルに集約したい人におすすめだ。

3-3,「dカード」――ローソンで2%還元&3%オフ

国際ブランド VISA
Mastercard
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 dポイント・通常1%還元
ローソンでのポイント還元率 2%
備考 ローソンで2%還元に加え3%オフも適用

「dカード」では、クレジット利用100円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)の「dポイント」が付与され、ポイント還元率は1%。ローソンでの利用分は「dカード提示分」として100円(税別)につき1ポイント、「dカード決済分」として100円(税込)につき1ポイントが付与されるので、合計で2%還元になる。

さらに、「dカード」で支払った場合は代金が3%オフになるので、実質的な還元率は合わせて5%になる。3%オフ分はその場で引かれるのではなく、カード利用代金の請求時に差し引かれる。

「dカード」にはドコモ携帯の補償などが付帯するので、ドコモユーザーで、かつローソンをよく利用する人におすすめだ。

4,ファミリーマートでポイントが貯まりやすいクレジットカード 

最後に、ファミリーマートでポイントが貯まりやすい3種のクレジットカードを紹介する。

4-1,「ファミマTカード」――ファミリーマートで2%還元、入会後半年は5%に

国際ブランド JCB
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 Tポイント・通常0.5%還元
ファミリーマートでの
ポイント還元率
2%
備考 入会後約半年間はファミリーマートで5%還元

「ファミマTカード」では、クレジット利用200円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)の「Tポイント」が付与され、ポイント還元率は0.5%。ファミリーマートでは200円(税込)につき最大4ポイント(4円相当)が付与され、ポイント還元率は2%になる。

入会から最長半年間はキャンペーン期間としてポイントが2%分プラスされ、ファミリーマートの利用なら5%還元、それ以外でも3.5%還元になる。さらに、入会後約半年以内に一度でもクレジット利用があると、1,000ポイントがプレゼントされる。

このことから、とりあえず短期間でTポイントを一気に獲得したい人には、うってつけのカードと言えるだろう。

4-2,「楽天カード」――ファミリーマートで1.5%還元

国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
アメリカン・エキスプレス
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 楽天スーパーポイント・通常1%還元
ファミリーマートでのポイント還元率 1.5%

「楽天カード」では、クレジット利用200円ごとに1ポイント(1円相当)の「楽天スーパーポイント」が付与され、ポイント還元率は1%。さらに、ファミリーマートでは200円(税込)につき1ポイントが付与される(ポイント還元率0.5%)ので、合計でポイント還元率は1.5%になる。

「楽天スーパーポイント」と「Tポイント」は交換できないため、貯めてきたTポイントがあっても、そのままではポイントをまとめられない。しかし、どちらも同じレートでANAマイルに交換できる(楽天スーパーポイント2ポイント→1マイル/Tポイント500ポイント→250マイル)ので、ANAマイルにまとめることができる。

このような特徴から、ファミリーマートのほかに楽天市場などもよく利用する人、ANAをよく利用する人などにおすすめのカードだ。

4-3,「ヤフーカード(Yahoo! JAPANカード)」――ファミリーマートで1.5%還元

国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
年会費 無料
ポイントサービス・通常還元率 Tポイント・通常1%還元
ファミリーマートでのポイント還元率 1.5%

「ヤフーカード」では、クレジット利用100円ごとに「Tポイント」1ポイント(1円相当)が付与され、ポイント還元率は1%。さらに、ファミリーマートでは200円(税込)につき1ポイントが付与される(ポイント還元率0.5%)ので、合計でポイント還元率は1.5%になる。

Yahoo!ショッピングとLOHACOの利用では、Tポイント2%分に加えてスマホ決済の「PayPay」で使える「PayPayボーナスライト」1%分を獲得できる。ファミリーマート以外に、Yahoo!ショッピングやLOHACOもよく利用する人におすすめのカードと言えるだろう。

5,コンビニでさらにポイントを獲得するには?

複数の種類のポイントを扱っていても、それらを同時に使えないということは頭に入れておこう。たとえば、ファミリーマートではTポイント、dポイント、楽天スーパーポイントと3種のポイントを貯められるが、3つを同時に貯められるのではなく、1度の支払いでどれか1種類のポイントしか貯められない。

ただし、共通ポイントとスマホ決済ポイントなどを組み合わせると、ポイント2重取りなどが可能だ。

たとえば、ファミリーマートの支払いを「PayPay」に登録したヤフーカードで行うと、最大1.5%分の「PayPayボーナス」を獲得でき、さらに、Tポイントカードとしての提示により0.5%分のTポイントを獲得するので、合計で2%相当のポイント還元を得られることになる。

こうした工夫は一見複雑に思えるが、コンビニは同じ店舗を日常的に利用することが多いので、ポイントを効率よく獲得する組み合わせをいったん確立したなら、あとはそれを使い続ければいいだけだ。

 

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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