ヤフーカードは、Yahoo!JAPANのサービスを使っていたりTポイントを利用しているのなら持っておいたほうがいいだろう。Yahoo!ショッピングで使えば3%のポイント還元になるだけでなく、ヤフーカードには3つのメリットがある。

ヤフーカードはクレジット機能とTカード機能が一体となったクレジットカード

ヤフーカード(Yahoo! JAPANカード)はクレジットカードの機能とTカードの機能が一体となっており、クレジット払いはもちろん、Tポイント提携先店舗なら現金払いのときにも、カードの提示によりTポイントが付与される。

ヤフーカードは、国際カードブランドをVisa、MasterCard、JCBから選べ、年会費は本会員・家族カード会員ともに無料。またクレジット機能なしのTカードのみの場合にはない3つのメリットがあり、Tポイントを貯めるなら持っておいて損のない1枚だ。

ヤフーカードのメリット1……Yahoo!ショッピング、LOHACOで3%ポイント還元

ヤフーカードはクレジット支払い100円(税込)につきTポイントが1ポイント付与される(nanacoへのチャージは200円につき1ポイント付与、Tマネーチャージはポイント付与なし)。つまり、基本1%のポイント還元なのだが、Yahoo!ショッピング、LOHACOに限り3%のポイント還元となる。

たとえば1万円の購入ならTポイント300ポイント(300円相当)の付与となり、その内訳はショップの利用ポイント(ストアポイント・LOHACOポイント)が1%、クレジット利用ポイントが1%、そして、ヤフーカード特典として有効期限60日間のPayPayボーナスライトが1%となっている。

ヤフーカードのメリット2……Tポイント提携先でポイント二重取り

Tポイントの提携店舗でクレジット支払いすれば、クレジット利用分に付与される1%分のTポイントに加え、Tカード提示分のTポイントも付与されるため、ポイントの二重取りができる。

Tカード提示により付与されるポイント数は店舗によって異なり、たとえばファミリーマートや東武ストア、ガスト、洋服の青山、眼鏡市場、スポーツデポ、ENEOS、ニッポンレンタカー、ヤマト運輸などでは200円につき1ポイント。ドトールでは100円につき1ポイント、東京電力エナジーパートナーでは1,000円につき5ポイントが付与される。そのほか一部の地銀や信金などの利用でもポイントが付与される。

貯めたポイントのほとんどは提携先で1ポイント1円として支払いに使え、電子マネーのTマネーに1ポイント→1円としてチャージも可能。ほかにも1,000ポイント→1,000円分としてSuicaへチャージでき、100ポイント→85円としてジャパンネット銀行で現金に換えることもできる。

ヤフーカードのメリット3……限度額100万円のショッピング保険

ヤフーカードには年会費無料のクレジットカードにはめずらしくショッピング保険が付帯している。これは、クレジット支払いで購入した商品が90日以内に、破損、盗難、火災などの偶然の事故で損害を負った場合、年間100万円を限度として補償するというもの。1事故につき3,000円は自己負担となるが高額な買い物にはありがたい保険だ。

注目したいのは、中古品の購入にも適用されるため、ヤフオク! で購入した中古品も補償の対象となるところ。

ヤフーカードは年会費無料のカードとして十分以上のスペックを備えた1枚

ヤフーカードはYahoo系のサービスやTポイント提携先でポイントを貯めやすく、また年会費無料にもかかわらずショッピング保険も付いている。

クレジット利用における1%のポイント還元も、ほかのカードと比較しても十分に高い還元率といえる水準だ。旅行傷害保険の付帯はないためメインカードとしては物足りないが、サブのカードとしてはおおいに活躍してくれるだろう。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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