退職届を提出する際、退職理由を聞かれたら何と答えたらいい?

退職届を提出するにあたっては、退職理由を用意して必要があります。「なんとなく合わないから辞めたい」が本音である場合など、それをそのまま上司に伝えるのはご法度。「自分自身もとても悩んだのですが、正直なところ、やりたいことと実際の業務内容との乖離を感じています」「御社の社風は大変すばらしいですが、自分の正確では順応していくことが難しいです」などの言葉で、角が立たないよう配慮しましょう。
また、ストレスが大きくて心身にも影響を及ぼしているなら、体調を崩してしまった旨を正直に伝えるのが正解。医師の診断書を持参できるようなら、退職手続きがスムーズになります。
試用期間中に退職するメリットは?

続いては、試用期間中に退職するメリットとデメリットをみていきましょう。まずはメリットから。
いち早く次の転職活動をスタートできる
自分に合わない仕事または職場であることがわかっていて、遅かれ早かれ辞めるつもりなら、より早く辞めたほうが次の転職のための活動を早く開始できます。
本採用になる前のほうが辞めやすい
「試用期間中に辞めるだなんて先方に失礼に当たるかもしれない」と考える人もいるかもしれませんが、それは間違い。本採用となり「本腰を入れてさらにがんばってくださいね」と言われたら、さらに辞めづらくなりますよね?
ストレスから解放される
やりたくない仕事をやり続けたり、居心地が悪い環境に居続けたりすることは大きなストレスをもたらします。大きなストレスから解放されるためにも、「この仕事は自分には向いていない」「この職場の人たちとは合わない」と感じた場合、早期にその場を去る判断をすることが大切。
ただし、就職するたびに「辞めたい」と感じて早期退職を繰り返しているなら、自分に問題がある可能性が大きいといえます。どちらに問題があるのかを客観的に判断してもらうためにも、転職エージェントなどを利用してみることをおすすめします。
次の転職で第二新卒枠を狙える場合がある
新卒で一度就職してから3年以内であれば、第二新卒の求人に応募できます。退職を本採用後に引き伸ばしたことによって、「新卒から3年以内」の期間を超えてしまってはもったいないことです。