せっかく入社した会社を辞めてしまうのはもったいないことですが、自分のやりたかったことと違うことが判明した場合や思った以上にきつい仕事だった場合など、早々に次の転職に向けて準備を進めるほうが賢明なこともあります。
とはいえまだ試用期間中。さすがに本採用になっていないのに退職できないよね?と思うかもしれませんが、試用期間中でも退職は可能です。では、試用期間中に退職する場合どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
Contents
1 試用期間とは?
2 試用期間中の雇用形態は?
3 試用期間中の福利厚生は?
4 試用期間中は解雇されやすい?
5 試用期間中に退職するにはどうすればいい?
6 退職届を出す際のマナーとは?
7 退職届を提出する際、退職理由を聞かれたら何と答えたらいい?
8 試用期間中に退職するメリットは?
9 試用期間中に退職するデメリットは?
10 試用期間中に退職することは可能だが、早期退職は繰り返さないことが大事
試用期間とは?

まずは「試用期間」とは何かを改めて確認しましょう。試用期間とは、採用した人材に実際に働いてもらうことで、職場に適した人材であるかどうかを見極めるために設けられた期間です。企業側は、試用期間中に採用者の勤務態度やスキルをチェックして、本採用とするかどうかを決めます。
ただし、試用期間の設置は法的に義務付けられているわけではないので、企業によっては試用期間が設置されていないこともあります。試用期間が設けられている場合は、就業規則や労働契約書に明記されているので、事前に確認するといいでしょう。また、設置されている場合の期間は概ね1か月~6カ月間。最長でも1年程度です。
試用期間中の雇用形態は?

試用期間中であるか本採用後であるかによって雇用形態が異なることはありません。ただし、企業によっては、試用期間中は本採用後と比べて少ない給料に設定されていることがあります。もしも本採用後と比べて給与額が大きく下回るなら、各都道府県の最低賃金を下回っていないかどうかを確認することをおすすめします。