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メダイ釣り 釣り方のコツとは?
メダイ釣り 釣れた魚の処置
メダイ釣り 釣り方のコツとは?
メダイのヒットゾーンは海底~中層までと、かなり広範囲に及びます。そのため、タナをいち早くつかむことと、仕掛けのレンジキープがキモとなります。タナに関しては船長から指示がありますが、隣で釣れていれば、実際は何mで釣れたのか確認することが大事です。 また、メダイに限ったことではないですが、コマセの中に刺し餌をうまく同調させられるかも重要です。 以下では、タナの取り方、アタリの取り方についてご紹介いたします。
メダイ釣り タナの取り方
船でのコマセ釣りは、お客さん全員が同じタナでコマセを撒くことが非常に重要となります。タナ取りは、リールに付いているカウンターを使用する方法と、道糸についているマーカーの色で判断します。 まず、リールのカウンターをゼロセットしますが、ゼロセットボタンを使用すると、誤差が生じることがあるので、おすすめはコマセカゴを水面にセットした状態でリールの電源を入れる方法です。これで誤差を多少回避することができます。また、ゼロセットは必ずコマセカゴを水面の位置に合わせてセットします。仕掛けを完全に巻き上げた状態などでセットすると、実際のタナとの誤差が出てしまうので注意してください。 次に道糸のマーカーでタナを取る場合ですが、道糸は10mごとに色が変わっており、さらに1mごとに白か黄色のマーキングが入っています。仮に船長の指示ダナが102mであれば、道糸の色を10色とマーキングの2つ目が水面にくるようにすればよいということです。
メダイ釣り タナ取りはカウンター、道糸の両方で!
タナ取りについて2つの方法をご紹介しましたが、実際には両方の方法でタナ取りすることをおすすめします。 なぜかというと、リールのカウンターは必ずある程度の誤差が生じてしまいますし、道糸のみでは疲れますし、色のカウントを間違えたり、見逃したりすることもあるためです。 タナを取るとき、まずカウンターのゼロセットを行い、最初は必ず道糸でタナを取ります。その時のカウンターの数字を覚えておけば、後はカウンターのみでタナをとれます。要するに、指示ダナが102mで、道糸でタナを取ったときカウンターの数字が100mであれば、次からはカウンターの数字が100mの時点で止めればよいということです。ただし、タナが変わったときはもう一度道糸でタナを取り直す必要があります。
メダイ釣り アタリの取り方
メダイのアタリは、最初に竿先が少し上下動し、数秒後に竿先が水中へ引き込まれる・・・というような事が多いです。この竿先が水中へ引き込まれたときにアワセを入れてください。メダイの引きは強烈ですので、フッキングした直後に50mほど走ることも珍しくありません。メダイ釣りの醍醐味が味わえる瞬間です。 その後は、リールのドラグ調整と竿のしなりを利用し巻き上げていきます。また、メダイは最後まで走ることも多く、釣り上げるまで油断できません。少しでもバラシを回避するため道糸にフロロカーボンラインを使用する人もいます。
メダイ釣り 釣れた魚の処置
メダイは非常に食味の良い魚です。釣れたら少しでもおいしくいただけるようにすることも大事です。とくに体表の粘液は非常にやっかいなため、できるだけ釣れたらすぐに処置することをおすすめします。
メダイ釣り 粘液の取り方
メダイの粘液は非常にやっかいで、何もせずにクーラーへ放り込むと、家に帰ってから大変なことになります。 まずは、エラを切って血抜きし、海水バケツへ放り込みます。血が抜けたら、全体に塩を振りかけ、金たわしなどでゴシゴシ擦ります。ヌルヌルが取れたら、ゴミ袋へ入れ、氷の入ったクーラーボックスに入れておきます。 なお、船上で処置可能かどうかは船宿で聞いておいてください。まれに船がメダイの粘液で汚れるのを嫌う船長さんもいらっしゃるようです。船上での処置がOKであっても、メダイの粘液ですべると危ないので、汚したところはきれいに洗浄するよう心がけてください。