引きが強く、水面へ上がってくるまで釣り人を楽しませてくれ、食味も最高のメダイは、ここ10年ほどでターゲットとして人気が浮上しています。ここでは、初心者にも理解できるように、メダイの特徴から仕掛け、テクニックに至るまで、広くメダイ釣りを解説していきます。

目次
メダイ釣り 魅力と特徴
メダイ釣り 2つの釣り方

メダイ釣り 魅力と特徴

メダイ釣りガイド!釣り方の基本やコツを徹底解説!
(画像=出典: blog.goo.ne.jp/super_asanuma/e/a44c6aa08cd14a079d43d99342bbe1cc、『暮らし〜の』より引用)

みなさん、メダイという魚をご存じでしょうか。マダイはよくご存じであると思いますが、名前は似ていても写真の通りマダイとは全く似ても似つかない魚です。もともと他の中深場釣りやマダイ釣りの外道として釣れる程度であったメダイが、ここ10年で新たな中深場釣りのターゲットとして、専門の船がでるまでに人気が上昇してきた理由とは何か、少し紹介したいと思います。

魅力1 引き味

メダイはかなりパワーのある魚で、引き味の良いところが人気上昇の理由です。メダイの引きとは、マダイのように底へ引くだけでなく、青物にひけを取らない横への走りがあることが特徴です。そのため、オマツリが多くなるというデメリットもあります。 また、メダイは水深100m以深に生息する魚ですが、水面付近までよく暴れてくれます。最後まで油断できないスリルを味わえることも、メダイ釣りの魅力と言えます。

魅力2 食味

メダイは非常においしい魚で、どんな料理との相性も抜群です。刺身はもちろんのこと、煮つけ、照り焼き、ムニエル、しゃぶしゃぶなど、いろいろな料理でその味を楽しむことができます。ただし、メダイの体表は粘液に覆われており、釣れた直後にブラシなどでしっかりとぬめりを取っておかないと、帰ってから魚の下ごしらえが大変になります。

メダイ釣り 2つの釣り方

メダイの釣り方ですが、片テンビンを使ったコマセ釣りが主流ですが、他の釣り方として、泳がせ釣りで狙うのもおすすめです。仕掛けについては下の図のとおりですが、地域により独特の仕掛けや、船宿で仕掛けを販売していることもありますので、釣行前に船宿に確認することをおすすめします。


釣り方1.コマセ釣り

コマセとは撒き餌のことですが、メダイのコマセ釣りは、撒き餌を入れるカゴが付いたてんびんを使用し、コマセでメダイを寄せ、コマセに同調させた刺し餌を食わせる、マダイ釣りなどではおなじみの釣り方です。コマセにはオキアミを使用します。 コマセ釣りでは、いかに刺し餌をコマセに同調させるかがポイントで、とくに、コマセカゴを下げるロッドワークを行うときは、ゆっくりと竿を下げないと、仕掛けが浮き上がり、撒き餌に同調しなくなります。

メダイ釣りガイド!釣り方の基本やコツを徹底解説!
(画像=出典: tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4、『暮らし〜の』より引用)

釣り方2. 泳がせ釣り

泳がせ釣とは生きた餌を使用し、文字通り餌を泳がせて魚に食わせます。使用する餌は、サバ、アジ、イカなどが一般的です。コマセ釣りでは反応が無い時もありますので、事前に船宿や釣果情報を確認し、必要であれば泳がせの仕掛けも用意しましょう。


メダイ釣りガイド!釣り方の基本やコツを徹底解説!
(画像=出典: tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4、『暮らし〜の』より引用)