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人民元対ドルが2008年以降の最安値を更新
党大会で習近平の3期目続投を決定
人民元対ドルが2008年以降の最安値を更新
アメリカが利上げを発表して以降、世界の主要通貨に対するドル高が続いている。9月28日中国本土の人民元は1ドル=7.23元まで下落し、2008年以来の安値水準となった。
米国でインフレ抑制のため利上げが続く中、中国は景気回復に向けて政策金利を引き下げ、金利差が開いたことから人民元が売られやすくなっていることが要因である。
党大会で習近平の3期目続投を決定
10月に中国共産党の党大会が開催。5年に一度の党大会は、党のルールや幹部を決め、今後の5年間を大きく左右する重要な会議である。
今大会で、習近平国家主席が2期10年と言われていた慣例を破り、3期目続投が決定。最高指導部の7人も習近平主席と近い関係を持つ人が選出され、そのうち序列2位の李強氏は元上海トップであり、次期首相となる可能性が高いと見られている。