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中国BYDがガソリン車の生産を廃止、NEVに専念
地方銀行で預金が引き出せなくなる事件が発生
中国BYDがガソリン車の生産を廃止、NEVに専念
4月に、中国EV大手のBYD(比亚迪)がガソリン車の生産を廃止し、今後は電気自動車とプラグインハイブリッド車に集中すると宣言した。
同社のEV車は低価格と豊富な品揃えで、販売台数が拡大しており、米テスラと世界一の座を取り合うまでに成長。日本市場においても、電動バスに次いで、電動乗用車市場にも参入し、2023年に初のモデルを販売する計画を公開した。
地方銀行で預金が引き出せなくなる事件が発生
4月下旬から中国河南省や安徽省の農村銀行では、預金が引き出せない事件が相次いだ。これらの銀行に出資している民間の金融グループが資金を不正流出したことが原因とされている。
その後、預金引き出しを求める抗議活動が広がり、社会問題にまで発展。政府が預金の払い戻しを肩代わりすることで事態を収束したが、この事件から地方中小銀行の経営への不安が強まる結果となった。中国政府は不良債権処理の加速や公的資金の注入で中小銀行の経営健全化を急いでいる。