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ツェルトの使い方とは?4つの使い方を紹介
ツェルトとテントの比較

ツェルトの使い方とは?4つの使い方を紹介

ツェルトは張り方や設営方法の工夫次第で、いろんな使い方ができます。 ツェルトの使い方を、以下に4つ紹介します。

使い方① 立てて使う

ツェルトの最も一般的な設営方法で、一般的なテントと同じように、立てて使います。ペグでツェルトを固定し、ポールまたは周囲の木々でツェルトを支えます。 一般的な登山テントより、狭くて、風雨にも弱く、結露しやすいなど、快適さは劣りますが、緊急時に夜を明かすには、十分な居住性があります。

ツェルトとは?ツェルトの基本を徹底解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

この方法であれば、他の一般的なテントに混じって、山のテント場で張ってもよいでしょう。ツェルトは一般的なテントよりも軽量なので、宿泊用に積極的に使うと、荷物の軽量化を図れるでしょう。

ツェルトとは?ツェルトの基本を徹底解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

使い方② くるまって使う

ツェルトは持っているが、支えるためのポールや張り網を持っていない場合、すぐにビバークが必要な状況では、くるまって使います。体温を低下させないよう、体全体をツェルトで覆い、頭だけ出して使いましょう。

ツェルトとは?ツェルトの基本を徹底解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

使い方③ タープとして使う

ツェルトは、雨を避けるタープとして使うこともできます。一般的なテントと一緒に設営したり、暑い夏の時期はタープの下で夜を明かしたりすることもできます。 タープとして使う場合の張り方は、ツェルトについている紐をほどいた状態で大きく広げ、張り網とペグで生地を固定します。

ツェルトとは?ツェルトの基本を徹底解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

使い方④ 雪洞の入り口を覆う

雪山で、雪洞を掘ってビバークする場合に、雪が入り込まないように、蓋としてツェルトを使うこともできます。

ツェルトとは?ツェルトの基本を徹底解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ツェルトとテントの比較

ツェルトは、登山用の一般的なテントと、どのように違うのでしょうか? ツェルトは緊急時にビバークをする目的で使います。それに対して、テントは快適に宿泊する目的で使います。そのため作りが異なっており、それぞれメリットデメリットがあります。以下に、いくつかのポイントについて、どちらがよいか比較し、〇か△で示します。 ■通気性   テント:〇、ツェルト:△ ■広さ    テント:〇、ツェルト:△ ■防水性   テント:〇、ツェルト:△ ■軽量性    テント:△、ツェルト:〇 ■コンパクト テント:△、ツェルト:〇 このように、テントは快適さや居住性を重視して作られていますが、一方で、ツェルトは居住性は少し劣りますが、軽量でコンパクトであることを重視して作られています。 軽量コンパクトであるからこそ、いざというときにいつでもザックにしのばせて、持ち運びしやすくなっています。