目次
自作ナイフの形を作ろう!
自作ナイフの刃をヤスリで削り出す!
自作ナイフの形を作ろう!

ケガキをして形を出す
ナイフの設計ができたら厚紙等で写しを作ってナイフに形をケガキましょう。ケガキとは金属の表面に薄い傷を付けて加工する場所などを示す作業です。鋼材の表面はそのままではわかりにくいのでケガキ用の塗料やマッキーなどで塗装しておくと見やすくて良いです。ステンレスなどは硬くて傷つきにくいのでケガキ針を使うのがおすすめです。

ドリルで穴を開けよう!
ケガキで穴あけのマークなどができたら、まずはハンドルの固定用の穴などを先に開けてしまいましょう。穴を開ける際には当て木などをしてバリが出にくいようにすると良いです。
ステンレス鋼材は非常に硬いのでゆっくりと慎重に作業してください。外形を切り出す穴は多ければ多いだけ楽になるので、この段階でできるだけ外形を取るようにしましょう。

弓のこぎりで外形を切り出そう!
穴を開け終わったら弓のこぎりでナイフの外形を切り出して行きましょう。この部分が大分ときつい作業になりますが、これが終わればナイフの形にかなり近づくので頑張りましょう。
切り出しが終わったら、残ったいらない部分を鉄工ヤスリで整えていけば外形の削り出しは終わりです。
自作ナイフの刃をヤスリで削り出す!
刃を削り出す
ナイフの命である刃を削って行く準備としてナイフに残す刃の厚みと削る段階をケガキましょう。これをしっかりしていないとナイフの表面がデコボコになって切れ味や見栄えが悪くなります。刃の厚みを残すのは焼入れを施す際の余裕と小刃を付けるためです。

焦らずじっくりと削ろう
ナイフの刃は片側ごとにじっくりと削っていきましょう。あらかじめつけたケガキ線を目標に削っていくと平坦にしやすいです。慣れないうちはヤスリをどのように当てたらいいかわからずになかなか平坦に削れないことが多いと思いますが、ここが一番の時間のかけどころですので頑張りましょう!

ポイントは平坦に削ること!
平坦に削るポイントとしてはなるべく長くて幅のあるヤスリを使うのがおすすめです。大きいヤスリだと一回のストロークが同一線の動きになるので平坦な面を作りやすくなります。または両手ヤスリというヤスリ併用して使うと平面が出やすくなります。