目次
自分で服を染める・染め直し⑥玉ねぎ
自分で服を染める・染め直し⑦色替え
自分で服を染める・染め直し⑥玉ねぎ
自分で染料を作る方法②
自分で手に入りやすい材料で草木染めをするのに良い材料は「玉ねぎの皮」です。コットンの生地であれば、結構綺麗な黄色に染めることができます。ただし、ポリエステルが少しでも入っていると、とたんに色の入りが悪くなるので、綿100%であるか確認しておくとよいでしょう。
簡単な染色の流れ

①玉ねぎの皮の茶色い部分だけを集めておき、水から煮出します。②20分ほど煮出して、液が茶色くなってきたら染料の完成です。こして、皮やゴミを取り除きます。③2の液に染めたい服を入れ、火にかけ15分から20分ほど煮込んで染色します。
④ミョウバンをお湯にといて別容器に用意しておきます。⑤3の服を4に入れて、そのまましばらく放置。だいたい5分から10分もおいておけば大丈夫です。水でよく洗い流して陰干しして完成です。
玉ねぎ染めの注意点
この染色方法は、筆者も試したことがあるのですが、玉ねぎの皮が意外と集まりにくくて苦労しました。目安としてハンカチ程度を染めるなら中玉玉ねぎ3個から5個くらいの皮が必要です。使える皮は新玉ねぎではなく、茶色(黄土色?)の玉ねぎのものだけです。
染まり具合は、綿100%表示があっても、新品で糊がついていると染まらないです。古い布であっても、少しくらい化繊が混じっているようなものもあるのか、綺麗に染まるものと、ほとんど染まらない布もありましたので染料としては過信は出来ません。
自分で服を染める・染め直し⑦色替え
白コットンではない場合の色の変化
ブルーデニムをダイロンマルチで染めたときにもお話しましたが、元々の服に色がついている場合は、専用の染料を使っても、染め粉の色になりません。白の生地に染めてはじめて、染料のみの色になるといった感じです。
染め直したいという場合は、色のリセットではなく、上から色をプラスしていくと考えておくとよいでしょう。赤や黒など、元色が濃い場合は、ほとんど変わらないということもありますので注意が必要です。