最終釣果

多少風が出てきて、波立ってきた。当然、波があるということは流れも出てくるし、あまり軽いとリグの安定にも欠けるので、スッテの重さはそのまま。最後までこのまま釣り切り、結果6杯となった。

最後に19mラインでグン!と大きなアタリが出たが、残念ながら大型のエソであった。スッテの重さも、船長が「〇〇号で」とあったら、それ以上は下げない。上げるのは構わない。指示のあった号数で通したくなるが、状況をよく読んで見合ったスッテをセレクトするのが釣果を伸ばすコツかと思う。この駆け引きも今後の釣果に生かされることだろう。

福井でのイカメタル釣行で6杯 仕掛けのカラー&ウェイト調整が奏功当日の釣果(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

状況への対応が奏功

敦賀釣行の時は、2枚潮の対応と状況把握に苦戦しながら、良型のマイカをヒットさせてきた。また、水深もあることからどう対応していけばいいか迷っていた。今回の越前沖は、1度来た事があったためか、なんとなくではあるがポイントの情報は理解していた。結局は魚が沸いてタナを絞りにくい状況ではあったが、スッテのカラーや重さをかえて結果が出せ、また敦賀釣行時の経験も盛り込んで、やり切った感がある釣行であった。

また、「エギに乗せるつもりで……」という発想も自分でも評価したい部分である。スッテに乗らないのであれば浮きスッテに乗せればいい……。ターゲットの情報と現在の海況に合わせた駆け引きは大事だと実感した。

掛調子タックル

タックルも、高切れのトラブルがあり掛調子1本で臨んだが、オバマリグ使用時でもかなり使える。普通に扱えばキビキビした動きになるのは前回にも解説したが、ゆっくりした動きを出すときはゆっくり誘えば何ら問題はない。誘いのバリエーションを1段目と2段目と変えてみるのも面白いかもしれない。

掛けた時も、穂先のほうまで張りがあるので小さい動きで素早く掛けられる。イカパンチが多い状況で生かされるのではなかろうか。ただ、ひとつ欠点を言うとすれば……「一日通して使うには、張りがあるので疲れる」。さすがに体力がいった。

福井でのイカメタル釣行で6杯 仕掛けのカラー&ウェイト調整が奏功掛調子タックル(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)

便利釣行アイテム

最後に、イカメタル釣行に出かけるときにあると便利なアイテムを紹介したいと思う。

タックルボックス

ロッドスタンドがついたタックルボックスがオススメ。数本束ねてロッドベルトで固定してもいいが、車から船まで移動することを考えるとロッドスタンドがついているものが断然楽である。私はバッカンタイプのものを使用しているが、ドカットといわれるタックルボックスがカスタムできたりするので人気がある。

福井でのイカメタル釣行で6杯 仕掛けのカラー&ウェイト調整が奏功タックルボックス(提供:TSURINEWSライター笠野忠義)