筋トレを開始して気分が乗ってきたら翌日頭がズキズキ…そんな経験ありませんか?実はそれ、筋トレ頭痛です。この頭痛、トレーニングの種類によっても起きやすいのです。どんな筋トレが頭痛が起きやすいのか、頭痛の種類・起きてしまった時の対処法についても詳しくお伝えします。

頭痛は頭のどこにも起こりうる

頭の中の構造

筋トレと頭痛の関係性は?運動後に起こる理由や、頭痛の種類までご紹介!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

頭部は縦に割ると、外から頭皮・皮下脂肪・筋肉。その下に頭蓋骨があります。さらに、硬膜・くも膜・軟膜があり、その中には脳実質があり、脳細胞と神経、無数の動静脈が張り巡らされています。

また、頭の一部である顔には、眼・鼻・歯がある。頭は無数のパーツから出来ており、そのどれもが痛みの原因になり得ます。頭痛の起こる場所も、後頭部・前頭部・こめかみなど頭痛の種類によってさまざまです。

頭痛が気になるのは

筋トレと頭痛の関係性は?運動後に起こる理由や、頭痛の種類までご紹介!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

痛みは体のどこにも起こりうるものですが、特に頭痛は誰もが心配になる痛みです。こめかみ・前頭部・後頭部などに頭痛が起こると不快なだけではありません。

なかなか治らない頭痛は、「放っておくと命に関わるのではないか」と不安に襲われます。筋トレをしたあとに起こる頭痛も、翌日以降もしつこく続けば不安になります。

怖い頭痛か、様子を見て良い頭痛かは自分では判断がつかないので、長引く頭痛は専門医に相談が必要です。

ストレスによる頭痛

頭の構造上、頭痛の種類は多く、経過も人それぞれであり、複雑です。人間は繊細な生き物であり、交感神経の働きや精神的な原因でも頭痛が起きます。

筋トレ後に頭痛が起こる原因は?

運動性頭痛の病態

国際頭痛学会によると、主に運動をしたあとに発症する頭痛を運動時頭痛と言います。20~50歳代の男性に好発し、ウェイトトレーニングをしたあとに起こりやすいのが特徴です。部位は前頭部・こめかみ・後頭部などと限局せず、全体に起こります。

運動を中止すれば治る方もいますが、直ぐには治らず、運動の翌日まで続く方もいます。

原因は脳血管のれん縮(異常な収縮)です。しかし、運動したあとになぜ血管のれん縮が起こるのか、詳しいことはわかっていません。血流が良くなったことで起こるという研究者もいます。

持病の頭痛が悪化

筋トレと頭痛の関係性は?運動後に起こる理由や、頭痛の種類までご紹介!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

頭痛は偏頭痛・緊張性頭痛など種類が多いのです。もともと頭痛持ちの方が、筋トレをしたあとに首や肩の緊張が高まったり、頭部の血流が良くなることで、もともとあった頭痛が悪化するケースがあります。

また、先述したように頭部には頭痛の原因となるパーツが多数あります。歯痛からくる頭痛・副鼻腔炎からくる頭痛・頭皮の帯状疱疹からくる頭痛などもあるのです。他に原因が無いかも確認しましょう。