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超レア画像、「浮かんじゃった沈下橋」!
「四万十川ができたのは、わりと最近」・・・えっホント?
超レア画像、「浮かんじゃった沈下橋」!
沈下橋が沈下するのも年に数回なので珍しいことではあるのですが、渇水により、沈下橋がほぼ完全に地上に出てしまう現象はさらに珍しく、数年に1回かもしれません。橋の下を歩いて渡れてしまいそうな、地元に住んでいてもビックリのレアな図です。

<渇水時の沈下橋>
増水時も大変ですが、川に水がないほうが心配になってしまいます。やはり豊かな水がたたえられてこそ、川は生きている、という実感がわくようです。
「四万十川ができたのは、わりと最近」・・・えっホント?
ところで、今でこそ全国区になった四万十川ですが、実は「四万十川ができたのは平成6年のこと」と聞いたらビックリされるのではないでしょうか。
実は、かつて河川法上では「一級河川・渡川(わたりがわ)」が四万十川の正式名称だったのです。四万十川という名称は、もともと地元では渡川の別名、呼び名のひとつに過ぎない存在でした。
昭和の終わりごろから、特に釣り人の間では口コミでじわじわと四万十川の魅力が広がりつつありました。一気にブレイクしたのは、あるテレビ番組がきっかけです。そこで「土佐・四万十川」が取り上げられると、人々はそれまで気づかなかったこの清流に夢中になり、全国で「四万十川ブーム」とも言える現象が起こりました。それ以来、通称の「四万十川」のほうがすっかり有名になったため、国も法律を改正し改名するに至ったのです。以来、現在でも四万十川は年間に120万人もの観光客を引き寄せるほどの名所になっています。
ちなみに、「四万十」という言葉の由来には、「とても多くの支流があるから」という説や、「アイヌ語のシ・マムタ(とても美しいの意)から来ている」という説など、諸説ありますが定かではありません。
地元の人同士の会話では、実は「四万十川」と呼ぶことは少なく、いくつかの例外を除けば「カワ」と言えばそれだけで、ほぼ四万十川の本流を指すことが多いように思います。それほど、四万十川は身近で親しみのある存在なのです。