DIYでの倉庫の作り方5
床
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根太を固定したら次はその上に床材を張ります。一般住宅の場合は、根太の上に下地合板を張り、その上にフローリング材を張ります。小屋や物置の場合はそこまではしなくてもよいでしょう。ですが、決まりはありませんので下地さえ張れば後は自由です。
合板
画像の1階天井兼2階床の合板は、OSB合板と呼ばれるものです。
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12ミリ厚の構造用合板を床板の下地として張りますが、小屋や物置ではその下地をそのまま床材とします。ただ、水気には弱く長く使うとどうしても端の方からへたってきますので、張り替えることも考えて留めた方がよいでしょう。
ツーバイフォー
薪小屋の床板を、下地合板なしで直接ツーバイフォー材にしました。
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DIYでの倉庫の作り方6
壁
次は壁ですが、物置などでしたら、これにしなければいけないというものはありません。
ツーバイフォー材の壁
ツーバイフォー工法と呼ばれる住宅建築工法は、木造枠組壁工法とも呼ばれます。床までできたらその上でツーバイフォー材で枠組を作り、それを立ち上げて壁にします。日本家屋は柱で家を支えますが、ツーバイフォー住宅は壁で支えます。
ですので、簡単とはいえしっかりと作らなくてはいけません。床までできた状態をプラットホームといい、その上で枠を作るのでプラットホーム工法とも呼ばれます。
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ツーバイフォー住宅は図のようにツーバイフォー材で枠組を作ります。450ミリごとに柱を入れるのが基本です。
ドア枠、窓枠などの上部には「まぐさ」と呼ばれる補強の部材を取り付け、下からツーバイフォー材で受ける構造にしますが、物置を建てる時には特にまぐさは必要ないでしょう。
構造用合板の壁
ツーバイフォー住宅を建てる場合、枠組には構造用合板を貼らなければなりません。建築基準法によって釘の種類や打つ数など細かく決められています。
物置はその限りではありませんが、値段も安く強度もあり、作業も簡単という点で、やはり構造用合板を使うのがお勧めです。外側に塗料を塗れば耐久性も増します。
ポリカーボネート
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カーポートや薪小屋など、採光や通気性を考え、壁に板材を貼らない小屋もあります。その場合よく使われるのがポリカーボネートの波板です。塩ビの波板の方が値段は安いのですが、割れやすいというデメリットがあります。
その点ポリカーボネートは非常に強度が高く、お勧めです。屋根材としてもよく使われます。