仕掛けについて
何といっても釣果を左右するのは仕掛けだ。これから始めようとする人は、既製品を購入して使用するのがいい。いろいろな仕掛けが販売されているが、選ぶポイントはハリの大きさだ。
一般的には5~7号くらいが理想。釣れるキスの大きさで選ぶことになるので、釣り場によって使い分けるのがいいが、5~7号のハリであれば一年を通して、大体どこでも通用する。
もう1つ気をつけたいのはハリ先だ。できるだけ鋭いものを選ぼう。ハリ先が鈍いとキスの口に刺さりにくくなり、外れやすくなる。慣れてきたら自分で仕掛けを作るのもいいと思う。
ハリ数は少なく、2~3本で始めるのがいい。ハリ数が多くなると仕掛け全長が長くなり、キャストが難しくなる。
キスの習性とポイント探し方
キスは海底の砂地に生息している。シーズンに入ると活動範囲が広く、エサを求めて活発に行動する。水温が低い早朝は、エサが豊富な波打ち際に近い所まで近づいてエサを捕食し、日中は水深のある所、波気のある場所、潮が当たる場所、潮の流れのある所、小さな川の流れ込み、カルバートや消波ブロック周辺、河口周辺など、水温が若干低くプランクトンが多く発生するような場所に移動する。
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(画像=砂浜に設置された消波ブロック(提供:週刊つりニュース中部版 横山准司)、『TSURINEWS』より引用)
また沖に向かって縦移動するときや横に移動するときがあるので、遠近だけではなく、左右にも移動しながら探すことが大事だ。
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(画像=沖テトラの前や間を狙う(提供:週刊つりニュース中部版 横山准司)、『TSURINEWS』より引用)
砂浜以外では、砂浜から突き出た堤防や漁港周辺の防波堤、階段や石畳を敷き詰めてある所、沖にテトラが入っているような所など。基本的には海底に砂地が多く、水深がある所がいい。キスは生息範囲が広いので、いろいろ探すのも面白い。