ミチイトについて
ミチイトの材質の主流はPEラインだ。PEはポリエチレン製で25mごとに色分けされ、キャストした距離を視認できる。強度が極めて強く、柔らかく水よりも軽い。投げ釣りで使用するものは、一般的に200m巻きで販売されている。
昔ながらのナイロンのイトに比べると強度は非常に強いが、オモリを遠くへ飛ばすだけの強度はないため、細いミチイトにテーパーライン(ミチイト側の太さが0.8号~オモリ側の太さが6号など)というチカライトをつないで使用する。ミチイトとチカライトが一体になったPEラインも販売されている。
砂浜で使うミチイトの太さは、0.6号や0.8号を使うことが多い。海底にシモリや海藻がある所では、0.8~1号ぐらいがいいだろう。
オモリとテンビンについて
オモリとテンビンは種類が多く、オモリとテンビンが別々になっているもの(半遊動型)や、一体型(固定型)がある。半遊動型はアタリが分かりやすいのが特徴だが、多少飛距離が短くなるデメリットがある。
固定型は可動部がないため、キスがハリをくわえて逃げるように泳がないとアタリを取れない。アタリが少し捉えにくくなるが、飛距離を出せる。形状的にはL字型のタイプのものが多い。どちらも釣果に大きな差は出ないので、好みで使い分けたらいいと思う。
サオに記載されている標準オモリ負荷の号数よりも、若干軽いものを使用するようにしよう。例えば25号負荷なら20号や23号を使用する。