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パタンナーに向いている人の5つの特徴
パタンナーに必要な3つのスキル

パタンナーに向いている人の5つの特徴

パタンナーになるためにはスキルも大切ですが、本人に備わっている「資質」も大事です。

例えば「8割程度完成させたら満足」のスピード主義な人はパタンナーには向いていません。以下では、どのような資質を持っている人がパタンナーに向いているかご紹介します。

1.細部までこだわれる人

パタンナーに向いている人の1つ目の特徴は、細部までこだわれる人です。

型紙(パターン)は、1ミリのずれで大きくデザインが変わってきます。数ミリのずれが致命的なミスに繋がる世界なため、慎重な製図を行う必要があります。

「細かいところにいつもこだわってしまう……」と細部が気になることを欠点だと思っている人は、パタンナーの仕事では羨ましがられる特徴に変わるでしょう。

2.手先が器用な人

パタンナーに向いている人の2つ目の特徴は、手先が器用な人です。

手先が器用でなければ、パターンを作ったり服の作成をしたりすることはできません。

「裁縫が得意」「細かい作業ができる」という人は、パタンナーに向いているといえるでしょう。

3.服作りが好きな人

パタンナーに向いている人の3つ目の特徴は、服作りが好きな人です。

パタンナーになると、毎日服に関することを考え、技術や知識を身につけなければなりません。服に興味がない人からすると、モチベーションが保てずつらい思いをするかもしれません。

「好きこそものの上手なれ」ともいわれるように、服作りが好きな人の場合、大好きな服に囲まれた生活ができるので満足感の高い生活を送れるでしょう。

4.柔軟性がある人

パタンナーに向いている人の4つ目の特徴は、柔軟性がある人です。

パタンナーは、デザイナーの要望を聞き微妙にパターンを変更する必要があります。自分が良かれと思って作ったパターンが無駄になることもあり「努力の意味がなかった」と悲しくなることも。

相手の助言に従い、悪いところは意見を受け止めて「そういう考え方もあるな」と納得し改善できる人はパタンナーとしての素質があります。

5.共同作業をすることが好きな人

パタンナーに向いている人の5つ目の特徴は、共同作業をすることが好きな人です。

パタンナーは、多くのデザイナーやパタンナーアシスタントと協力しながら仕事を行います。チームで協力して仕事を行うので、個人プレーのほうが好きな人はパタンナーには向いていないかもしれません。

チームの意見を尊重し、よりよいものを作ろうとできる人がパタンナーに向いているでしょう。

パタンナーに必要な3つのスキル

パタンナーの多くは、服飾大学や専門学校でスキルを学んでから就職します。

では、パタンナーはどのようなスキルを身につける必要があるのでしょうか。以下では、パタンナーに必要な3つのスキルについてご紹介します。

1.パターンメイキングの知識やスキル

パタンナーに必要なスキルの1つ目は、パターンメイキングの知識やスキルです。

パターンメイキングの知識だけではなく、実際にパターンを作るスキルも大切になります。

パターンメイキングの知識やスキルは独学でも身につけられます。例えば、『誌上・パターン塾』シリーズは、パターンメイキングの基本から実践編まで勉強することが可能です。

しかし、よりよいパターンメイキングを作るためには、専門の学校で学ぶことがおすすめです。専門学校に入ると改善点を教えてもらえ、さらに進化したパターンを作成できます。

2.CADの知識やスキル

パタンナーに必要なスキルの2つ目は、CAD(キャド)の知識やスキルです。

服飾業界でも、コンピュータが発展し「コンピュータ支援設計(CAD)」を使ってパターンメイキングを作成するようになりました。

サイズの変更が容易で、3次元CADの場合立体で洋服を表示することも可能です。こうした技術を使用できる能力もパタンナーには必要だといえるでしょう。

3.デザイン全般に関する知識

パタンナーに必要なスキルの3つ目は、デザイン全般に関する知識です。

パターンの知識だけ合っても、デザイン画からデザインを読み取れなければパタンナーとして働くことは難しいです。パタンナーになるためにも、デザインについて広く深く勉強し、知識を身につけましょう。