目次
確定申告書の提出方法
・直接税務署に持参する
・税務署に郵送する
・e-Tax(イータックス)を利用する
2020年(令和2年)の確定申告期間と期限
確定申告書の提出方法
確定申告書が完成し、必要書類がそろったら、自分の納税地を管轄する税務署に提出することになります。
納税地は、通常は自分の住所と同じです。納税地を管轄する税務署については、国税庁のホームページで検索することができます。
参照:国税庁「税務署の所在地などを知りたい方」
提出方法としては、「直接税務署に持参する」、「税務署に郵送する」、「e-Tax(イータックス)を利用する」の3種類があります。
直接税務署に持参する
確定申告書は、直接税務署に持参して提出することができます。税務署の開庁時間は平日の午前8時30分から午後5時までなので、窓口で提出する場合は日時に注意してください。時間外でも、「時間外収受箱」に投函することで提出することができます。
なお、確定申告書の書き方などについて相談したいという方も多いですが、税務署ではただでさえ個別相談の予約が1~2ヶ月先まで埋まっていることがほとんどなので、確定申告期間中に相談をすることはほぼ不可能です。
そこで、多くの地域で税務署以外の場所で確定申告の相談及び申告書の受付を行う「相談会場」を開設しているので、そちらを利用しましょう。
ただし、相談会場においても相談を受けるためには1時間~数時間並ばなければならないことが多いので、可能な限り自宅などで申告書を作成して持参することをおすすめします。提出するだけであれば、それほど並ぶこともありません。
税務署に郵送する
確定申告書は税務署に郵送する方法でも確定申告書を提出することができます。税務署や相談会場が遠方にしかなくても、郵送で簡単に提出することができるのです。
税務署や相談会場が近くにあったとしても非常に混み合っていますし、確定申告書を提出するだけでも数十分並ばなければならないこともあります。自宅などで確定申告書を作成できれば、わざわざ持参しなくても郵送で提出しても構いません。
郵送で提出する場合は、確定申告の期限日(例年は3月15日)までの消印であれば期限内の提出として扱われます。期限ギリギリになった場合は、ポストに投函するよりも郵便局の窓口に行って消印を確認した方が安心です。
税務署の受理印が押された「控え」が必要な場合は、控え用の申告書類と返信用封筒(切手貼付)を同封して郵送しましょう。
e-Tax(イータックス)を利用する
その他、自宅でインターネットを利用して申告・納税ができる「e-Tax(イータックス)」というシステムもあります。
提出方法としてはe-Taxを利用するのが最も簡便なのですが、利用するために申請が必要だったり、ICカードリーダーが必要だったりと、事前準備に手間がかかるというデメリットがあります。
ただ、今後は徐々にe-Taxが主流になっていくと思われるので、利用方法を知っておいたほうがよいでしょう。
参照:国税庁「e-Tax(イータックス)」
2020年(令和2年)の確定申告期間と期限
2020年(令和2年)の確定申告期間は、2020年2月17日(月)から3月16日(月)までとなります。
確定申告期間は、例年、原則として2月16日から3月15日までの1ヶ月間です。ただし、2020年(令和2年)は2月16日が日曜日のため、2月17日の月曜日からスタートになります。同様に3月15日も日曜日なので、3月16日の月曜日が期限となります。
ちなみに、2019年(平成31年)の確定申告期間は2019年2月18日(月)から3月15日(金)まででした。2月16日と17日が土日にかかったため、2月18日の月曜日からスタートになったのです。
2020年(令和2年)は2月17日から3月16日までの間に、2019年(平成31年+令和元年)の1年分の会計結果を申告する必要があります。