みずほ銀行とともに三大メガバンクと言われる三菱UFJと三井住友、2社の平均年収と時価総額を比較してみた。

三菱UFJの平均年収はいくら

三菱UFJフィナンシャルグループ<8306>の従業員数は2,726人、平均年齢は41.1歳。また平均年収は1,070万7,000円だった(2021年3月期有価証券報告書)。

国内最大の金融グループ三菱UFJの事業ポートフォリオは、銀行、証券、カード、リースなど。7年かけて行ったアセアンへの商業銀行プラットフォームの構築やモルガンスタンレーへの出資・提携も特筆すべきところだ。

2022年3月期第3四半期決算短信によれば、経常収益は2.9%マイナスの4兆3,629億1,800万円、経常利益は65.8%プラスの1兆3,936億1,100万円となった。純利益は76.3%増の1兆703億9,800万円。

三井住友の平均年収はいくら

三井住友フィナンシャルグループ<8316>の従業員数は1,034人、平均年齢は40歳。また平均年収は1,142万4,000円だった。

三井住友の事業ポートフォリオは銀行、証券、カード、リースなど。マイクロソフトとの戦略的提携によりデジタルトランスフォーメーションを加速するといったニュースも聞こえる。

2022年3月期第3四半期決算短信によれば、経常収益は3.5%増の2兆9,957億5,100万円、経常利益は45.8%増の8,673億7,300万円となった。純利益は44%増の6,247億9,500万円。

銀行の時価総額では三菱UFJの勝利

平均年収では三井住友の方が高い。では時価総額はいくらだろうか。

時価総額
三菱UFJ 10兆1,089億2,600万円
三井住友 5兆5,922億7,900万円
2022年3月21日現在

三大メガバンクに入る両者。時価総額では三菱UFJが大きく引き離した形だ。

ちなみに三大メガバンクの一角みずほ銀行の時価総額は4兆691億4,700万円。システム障害など、トラブル続きながらも3位を堅持している。

金融再編など、荒波にもまれてきた金融業界。時代の流れをうまくつかみ取ることのできるところこそ、勝ち残っていくだろう。

※2022年3月21日現在の数字をもとに執筆しています

文・しらいはるか

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