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アルギニンは効果がない?
アルギニンの副作用・注意点は?
アルギニンは効果がない?
アルギニンの効果に関しては、使い始めから比較的早く実感できるというケースが多く、トレーニングがマンネリしてきた方や、あまり調子が出ないという方が摂取をした場合には、比較的わかりやすく効果を実感できるといえます。
しかし、中にはアルギニンが効果がないのではないかという意見もあります。
体感は人によって異なる
まずいえることとして、アルギニンに限らず、どのような栄養素であっても、体感や効果に関しては個人差がありますので、アルギニンを摂取したからといって確実に効果を実感できるということはありません。
しかし、アルギニンを摂取するのとしないのとでは確実に効果が異なると考えられ、目に見える効果を感じることができなくても、少なくともトレーニングの質が低下するということはないので、特に心配する必要はないでしょう。
毎日摂取すると効果が薄くなる
アルギニンをはじめとするプレワークアウトサプリメントは、毎日のトレーニングごとに摂取していくと、効果を実感しにくくなってしまいます。
アルギニンをはじめとするNO系アミノ酸を摂取するのが当たり前になってしまうと、体の反応も鈍くなり、あまり効果がないのではないかと感じてしまうこともあります。
ですので、アルギニンを摂取するのは、週に1回から2回という様なペースで摂取するようにしましょう。
トレーニングを週に1回や2回しかしないという方であれば、その都度摂取しても問題ありませんが、週に5回6回、もしくは毎日行う様な方であれば、ここぞという時に摂取するようにし、それ以外は摂取を控えるようにした方が効果を感じやすくなります。
プロテインやBCAAのように毎日摂取するものとは違いますので、サプリごとに摂取の頻度を変えることが大事になります。
身長を伸ばす効果は期待できない
アルギニンには成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できると解説しました。
この効果に着目し、子供の身長を伸ばす効果のあるサプリが販売されています。
しかし、上記でも解説したように、アルギニンの摂取によって成長ホルモンの分泌を促すことができたとしても、それがそのまま身長のアップにつながるということはありません。
インターネットを検索すると、しばしばアルギニンを摂取することで、大人でも身長を伸ばすことができるという口コミもありますが、骨端線の閉じた成人が身長を伸ばすことが極めて難しく、少なくともアルギニンを摂取下だけで身長が伸びるということはないと考えましょう。
アルギニンの副作用・注意点は?
アルギニンには、副作用はあるのでしょうか。
この点、アルギニンはアミノ酸であり、サプリの形で摂取するものですので、摂取しただけで重篤な副作用をもたらすということはないと考えて良いでしょう。
ただし、アルギニンに限らず、すべての栄養素には、推奨される摂取量がありますので、これを超える形で摂取してしまうと、何らかの影響をもたらす危険性はあります。
過剰摂取による影響
まず、アルギニンの過剰摂取による影響として考えられるのは、腹痛と下痢です。
アルギニンを摂取することにより、胃腸に負担がかかりますが、この時に下痢や腹痛を引きおこす可能性があります。
上記で、アルギニンの推奨摂取量が2g~9gほどと解説しましたが、人によってはこの範囲内でもお腹を壊す人もいます。
あまりお腹が強くない人の場合は、まずは量を調節しながら摂取することをおすすめします。
また、アルギニンの過剰摂取は内臓にも影響を及ぼす可能性があります。
摂取した栄養素を代謝する機能を持つ臓器として腎臓や肝臓がありますが、これらの臓器に負担がかかる可能性もありますので、腎臓や肝臓があまり丈夫でない方は、医師に相談のうえで摂取をするようにしましょう。
過剰摂取により、内臓系だけでなく肌にも影響が出ることがあります。
アルギニンを摂取してから肌の調子が悪くなったと感じた場合には、摂取を止めるもしくは摂取量や頻度を減らすようにしましょう。
また、妊婦の方や、ヘルペスをお持ちの方も摂取を控えるようにしましょう。