【超裏技】楽天ポイントを8重取りする方法　楽天経済圏の方必見！

「楽天経済圏」とは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループのサービスの数々をいう。楽天経済圏では、共通して「楽天ポイント」がたまって使える。さらにさまざまなポイントアップの仕組みがあるため、上手に利用すれば非常にお得にポイント還元を受けられる。

楽天経済圏でポイント多重取りするための基礎知識

ポイントをお得にためてリターンを得る「ポイ活」の代表的な手法がポイント多重取りだ。一般的には、一度の支払いでクレジットカードや店舗自体のポイント、共通ポイントなど複数のポイントを獲得することをいうが、楽天経済圏ではさまざまな形で特典ポイントを多重取りできる。

まず、楽天経済圏でポイント多重取りをするための基礎知識から説明しよう。

楽天ポイントとは

「楽天ポイント」は楽天グループのサービスの利用でたまるほか、ポイント加盟店の楽天以外のサイトや街なかの店舗でもためられる。

「楽天ポイント」のたまる楽天グループのサービスのうち、楽天市場、楽天ブックス、楽天西友ネットスーパー、楽天トラベル、楽天チケット、楽天TV、楽天デリバリーなどは基本1％還元。楽天銀行、楽天証券、楽天エナジー、「トラベルコース」では、楽天Viber、楽天モバイル、楽天ビューティなどではそれぞれの付与ルールに従ってポイント数が付与される。

楽天のクレジットカードでポイントアップ

年会費無料の「楽天カード」は、楽天経済圏を利用しているならぜひ取得したいクレジットカードだ。このカードはクレジット利用額の1％相当のポイントがたまるほか、楽天市場の利用ではカード特典ポイントとして1％相当のポイントもプラス。さらに通常の楽天市場の利用ポイントがそこに合わさって合計3％還元となる。

特典ポイントは通常のポイントとは異なり、有効期限の短い「期間限定ポイント」となる。このポイントは電子マネー「楽天Edy」への交換はできないものの、楽天グループや街なかのポイント加盟店、コード決済「楽天ペイ」での利用は可能なので、早めに利用するようにしたい。

年会費は有料となるが、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」ではさらなるポイントアップを図れる。ポイント面以外のカードの特典も考慮して、年会費以上のメリットを期待できるようなら取得を検討してもいいだろう。「楽天ゴールドカード」と「楽天プレミアムカード」のポイント特典を次に説明する。

・楽天ゴールドカード

年会費2,200円（税込）の「楽天ゴールドカード」はクレジット利用額の1％相当のポイントがたまり、楽天市場では通常3％還元。ここまでは「楽天カード」と同じである。しかし、誕生月は楽天市場と楽天ブックスの利用分に1％分（通常ポイント）が加算。楽天市場では合計4％還元となる。

・楽天プレミアムカード

年会費1万1,000円（税込）の「楽天プレミアムカード」では、クレジット利用額の1％相当のポイントがたまり、楽天市場の利用分は5％還元だ。そのうち期間限定ポイントは1％分のみ、残り4％分は通常ポイントとなる。

このカードでは楽天グループの対象サービスから1つを選び1％分のポイント還元などの特典を受けることも可能。「楽天市場コース」を選ぶとコース特典として、楽天市場利用分に1％分のポイント（通常ポイント）が加算される。

一方、「トラベルコース」では楽天トラベルの利用で1％分の特典ポイントが加算されて合計3％還元に。「エンタメコース」では、楽天ブックスと楽天TVの利用分に1％分の特典ポイントが加算される。

このカードでも「楽天ゴールドカード」と同じく、誕生月は楽天市場と楽天ブックスの利用分に1％分（通常ポイント）が加算される。「楽天市場コース」を選んだ場合、誕生月には最大7％還元も可能だ。

SPUでさらなるポイント多重取りを

SPUとは「スーパーポイントアップ」の略で、楽天グループの対象サービスの条件を達成すると楽天市場での買い物がポイントアップするプログラムのことだ。対象は16サービスで、最大15倍（15％還元）も可能。キャンペーン時には最大43％還元も可能となる。

楽天市場でポイント多重取りする8つの方法

楽天市場でのポイント多重取りは、「楽天カード」などのクレジットカードとSPUで考えていくことになる。

ただし、SPUのポイントアップには有料サービスの加入・利用・購入などを条件とするものも多い。クレジットカードの年会費を除き、基本的にはお金をかけずにポイントアップ条件をクリアできるものだけで多重取りを検討していこう。

1,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント】で3重取り

すでに説明したように、「楽天カード」で楽天市場を利用すると、楽天市場利用ポイントと楽天カード通常ポイント、楽天カード特典ポイントの3重取りで合計3％還元となる。

「楽天ゴールドカード」でも同じ3％還元となるが、誕生月は4％還元に。「楽天プレミアムカード」では5％還元となり、誕生月は6％還元となる。これを表にまとめると次のようになる。

2,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天コース特典ポイント】で4重取り

「楽天プレミアムカード」で「楽天市場コース」を選ぶとコース特典として1％分のポイントが加算される。楽天市場の利用ポイント、クレジット利用ポイント、カード特典ポイントと合わせて4重取りとなる。獲得ポイントの内訳は次の通り。なお、誕生月には1％分が加算されて7％還元となる。楽天市場で高額商品を購入する場合は、誕生月にまとめるとメリットが大きい。

3,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント】で4重取り

「楽天カード」「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の利用代金を楽天銀行の口座から引き落とす形にすると楽天市場での購入時に1％分が加算される。そこで、カード利用時の3重取りと合わせると4重取りとなる。ポイント獲得例は次の通り。

4,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天コース特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント】で5重取り

「楽天プレミアムカード」で「楽天市場コース」を選ぶとコース特典ポイントが加わるため、上記の4重取りに加え5重取りが可能となる。

5,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント＋楽天市場アプリ特典ポイント】で5重取り

「楽天市場アプリ」から楽天市場を利用すると0.5％分のポイントが加算される。そこで、「楽天カード」「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の利用代金を楽天銀行の口座から引き落とし、かつ楽天アプリから楽天市場を利用すると5重取りとなる。ポイント獲得例は次の通り。

6,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天コース特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント＋楽天市場アプリ特典ポイント】で6重取り

「楽天プレミアムカード」で「楽天市場コース」を選ぶとコース特典ポイントが加わるため、上記の5重取りに加え6重取りが可能となる。

7,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント＋楽天市場アプリ特典ポイント＋Rakuten Pasha条件クリアポイント】で6重取り

楽天グループのサービス「Rakuten Pasha」では対象商品をコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどで購入し、そのレシートを撮影して送信することで商品ごとに設定されたポイントが付与される。対象商品はどこで購入してもいいが、一部購入店舗が指定されているものもある。獲得できるポイント数は商品により異なり、目安は30～300ポイントだ。

同サービス内の「きょうのレシートキャンペーン」では、所定の5業態のレシートであれば購入内容にかかわらず1枚につき1ポイントを獲得できる。

このRakuten Pashaで月間300ポイント以上を獲得。さらに、きょうのレシートキャンペーンで月間10枚以上のレシートを送信すると、楽天市場の利用分に0.5％分が加算され、最大6重取りも可能だ。ポイント獲得例は次の通りである。

ポイント獲得・ポイントアップだけを目的に必要性の薄い商品を購入するのは本末転倒だが、Rakuten Pashaの対象商品には日常的に使うものも多いので、自身の購入ニーズと一致していれば積極的に活用したい。

8,【楽天市場利用ポイント＋楽天カード通常ポイント＋楽天カード特典ポイント＋楽天コース特典ポイント＋楽天銀行口座利用ポイント＋楽天市場アプリ特典ポイント＋Rakuten Pasha条件クリアポイント】で7重取り

「楽天プレミアムカード」で「楽天市場コース」を選ぶとコース特典ポイントが加わり、上記の6重取りに加え7重取りが可能となる。このカードでは誕生月は1％分がさらにプラスされるため、その場合は8重取りとなり合計で最大9％還元となる。

楽天市場をよく使うならぜひ5重取りは狙いたい

楽天市場をよく利用するなら、年会費無料の「楽天カード」を作り、引落口座を楽天銀行に設定した上で楽天アプリから購入することによる5重取り（4.5％還元）を目指したい。

他の銀行をメインに使い楽天銀行をサブ的に使う場合、お金の移動や残高の管理が多少面倒だが、楽天市場ユーザーであればこの超・高還元率を逃す手はない。

なお、楽天市場では頻繁に実施される各種キャンペーンでさらなる高還元を狙えるので、そちらも併せて活用したい。

執筆・モリソウイチロウ（ライター）
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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