目次
不動産投資ローンの種類
・アパートローン
・プロパーローン
金利の種類
不動産投資ローンの種類
不動産投資ローンは、おもに「アパート・マンションローン(アパートローン)」と「プロパーローン」の2つに分類されます。
アパートローン
アパートローンとは、金利や融資期間など内容がパッケージ化されている融資商品です。設定された条件に一致すれば、融資が受けられるローンです。
区分マンションの融資に対しては、多くはパッケージ化されたアパートローン融資が提供されており、審査期間も短い傾向です。
プロパーローン
プロパーローンとは、都度作り上げられる金融商品です。融資希望者の資産背景や、事業の実績などを総合的に審査して判断します。審査期間も、アパートローンに比べてプロパーローンの方が長くかかります。
一般的な傾向をまとめると次のような特徴となります。
アパートローン | プロパーローン | |
---|---|---|
融資条件・審査基準 | 定まっている | 定まっていない |
審査期間 | 短い | 長い |
借入れ金額 | 年収の7〜8倍まで | 億を超える金額も対応 |
融通 | 効きにくい | 効きやすい |
イメージ | 既製品・既製服 | オーダーメイド・注文服 |
実際には、不動産会社が提携している金融機関、また自ら開拓しようとする金融機関と審査対象となる事業性によっても異なります。
金利の種類
不動産投資ローンの金利は低金利のもので1.6%〜と述べましたが、金利の種類には「変動金利」「選択型固定金利」「全期間固定金利」の3種類があります。
3種類の金利 | メリット | デメリット |
---|---|---|
変動金利 | 固定金利よりは低い金利のことが多い。ローン返済額を抑えられる。 | 長期プライムレート連動の場合、債券市場の影響で金利が変動する。ローン返済額が上がる可能性がある。 |
選択型固定金利 | 一定期間後(3〜5年)に固定化変動か再度選べる。金融政策の金利の情勢を見て方針を変えられる。 | 固定期間終了後に金利が上がる可能性がある。返済額が上がる可能性がある。 |
全期間固定金利 | 債券市場に影響を受けず金利は一定。予測を立てやすく返済計画が立てやすい。 | 取扱金融機関が少ない。 |
金融機関によって扱う種類も異なりますので、金利の種類が選べるのかどうか、選べない場合はどの種類の金利になるのかを事前に確認しましょう。